○今が問題を解決すべきときだ 実際のところ、コーチからサスペンドを食らったロンがなにを したかはどうでもいいことだ。 彼のラップアルバムを作るのに専念するために、1ヶ月休ませて くれという意味不明な理由だったこともどうでもいいことだ。 問題なのは、アーテストがまたやらかしたことである。 相変わらず、チームの1部分であるということを理解していない こと、そして信用できない選手であるということ、特に5月6月 にまた同じことをやらかす可能性があるということが大きな問題 といえるだろう。 この怪我人だらけの重要な時期に貢献してくれない男をどうして 信用できようか? できないだろう。 もう放出してくれ。 価値のあるうちに放出してくれ。 チームを崩壊させられる前に、チャンピオンになれる可能性がある うちに・・・放出してくれ。 彼の能力にあった選手を獲得できるかどうかなんてどうでもいい。 マイナスを削ることによるプラスを求めたい。 それにより毎日一生懸命やってくれる選手が1人いた方がいいだろう。 私はカーライルに彼を信用できるのかと尋ねた。 彼は「そうだよ。彼はチームの一員さ」と答えた。 そしてこういった。 ☆カーライル 「彼、もちろん他の選手達もチームに対して、自分たちが信用できる 選手であることを示す必要がある」 「信用は色々な方法で示すことができる」 「みんなそうしなければならない」 実際、彼自身それを理解してもらわなくてはならない。 短絡的なコーチやフロントであったら、アーテストを信用できる だろうか? チームに多くのマイナスをもたらす。 嘘でさえつく。 カーライルは「アーテストがチームに危険を及ぼす可能性がある」 として、チームからはずしたという。 しかしそんな彼をまた使うことにチームに危険を及ぼすのでは ないだろうか。 ☆カーライル 「わかってると思うが、チームは家族なんだよ」 「みんな家族になる必要があることを思い出す必要がある」 同情、忍耐、理解・・・ アーテストが色々なトラブルを抱えていても、誰もアーテストを 放出せずに、みんなで困難を乗り越えようとしている。 そういった点で一つの問題を周りの家族がささえていくことになる。 たった1週間半で、怪我人だらけのインディアナにおいて、休みを くれというのはナンセンスである。 アーテストの試合前のコメントを聞けてよかった。 あきれることができたから。 ☆アーテスト 「ちょっと音楽活動に力をいれすぎて、少し休みが欲しかった」 「俺はまだ11月23日にアルバムを発表する」 「その後、俺はNBAチャンピオンシップ獲得へ全力を注げるよ」 アーテストは奇妙な考えを色々発表してくれたが、一番肝心な ことをいわなかった。 ごめんなさいと。 彼はただ「そんなに大きな被害はない」「特にネガティブになるよう なことではない」という。 本当にそう思ってるのか? カーライルとバードは他の誰よりこのことをわかっていることがある。 チャンピオンシップは信用と犠牲のもとに成り立つということを。 アーテストのなにが、その方程式を成り立たせるのですか? 彼にはそれはできない。 みんながなんとか彼を守ろうとすればするほど、彼はそれを悪用 するだろう。 アーテストなしでも優勝できると思っているのは私だけでないはず である。 私は彼らが優勝できると思う。 ステファンジャクソンがもたらしてくれたものを既に見ている。 Fジョーンズの発展を見ている。 クローシェア、ポラードのベンチからの貢献力を見ているではない か。 もしインディアナがこのまま彼を留めておくならば、彼らはもう アーテストの奇妙な行動に文句をいえないだろう。 私はアーテストに尋ねた。 「ロン、周りのみんながあなたを信用しなくなるんではないかと 思っていますか?」 彼は首を振りこうこたえた。 ☆アーテスト 「いや、心配してない」 「心配してるのは試合に勝つことだけだよ」 彼は私たちをバカにしているようだ。