○戦友戻る ハリントンが地元に帰るときに辛いのは、バスに乗っているとき であろ。 コンセコのドックランプが彼の道を照らすとき、彼は戻ってきたと 理解するであろう。 しかしそんなに不思議な感覚はない。 ☆ハリントン 「正しいことをしたので、悔恨の念とかはないよ」 「自分をより成長させるためにインディアナを離れた訳だし」 「運命のように感じている」 「移籍するのに意味があれば、そうしたいんだ」 ハリントンは6年目の去年のオフ、トレードを求め、7月15日に ステファン・ジャクソンとのトレードになった。 ☆ジャクソン 「どこにいっても、インディアナのファンから自分達がいかにアル を愛していたかについていわれるよ」 「そこまで愛される彼に敬服するよ」 「でも、勝つのは俺たちだけどね」 アーテストも、チームのみんなに自分をアルハリントンファンだと 公言している。 ただチップオフされれば、敵以外のなにものでもない。 アトランタは2勝5敗と追い込まれつつあるだけに、死に物狂い でくるだろう。 ☆カーライル 「彼を見るのは複雑な心境だね」 「フランチャイズの重要な選手として見るのはいいんだが、他方で 彼は私たちを倒すだけの力を持った選手であるからね」 「彼がなにかしでかすような気がしてるよ」 ハリントンはアトランタを強くすることを目標にしている。 ☆ハリントン 「インディアナでは再建といっても、まだ40試合勝てるチーム だったので、案外たやすいものだった」 「アトランタは、みんながバラバラのチームでプレーしていた 初顔合わせのチームなので、なにもかもをいかしていきたい」 「アトランタのファンには俺たちをサポートしてほしいし、俺たちも 彼ら(フランチャイズ)をサポートしていきたい」 カーライルはハリントンのプレーっぷりを見るのを好んでいる。 ☆カーライル 「もう3、4試合見たかな」 「一生懸命だし、いいプレーをしている」 「こんなに負けているから幸せかどうかはわかりかねるが、アルは 進路の取り方をちゃんと理解している選手だ」 「私は彼が自分の武器を使い、チームもどんどんよくなっている」 「きっとアルにとって今年は大きな意味のある年になるだろう」 バスケットをするのはハリントンにとってたやすいものである。 しかし新しいチームメートとオフコートでの友情を深めるのは は想像よりも難しい仕事のようだ。 アトランタにはインディアナであった家族での食事会などが存在 しないのだ。 ☆ハリントン 「インディアナのときはあったんだけどね」 「まぁチームの文化とかあるから・・」 ハリントンはかつてのチームメートとの親交をなくした訳ではない。 ジャーメインとはまだ親交が厚く、彼らは週一ぐらいで連絡を 取り合う。 ただバスケの話題はないが。 レジーとも、フォスターとも電話で話し、フレッド・ジョーンズにも 連絡をしようとしていた。 ☆ハリントン 「インディアナの仲間をみんな愛しているよ」 「彼らは俺の一部みたいなもんさ」 インディアナの選手達も同様の気持ちである。 一緒に重要な時期を戦ってきた仲間だからだ。 ☆クローシェア 「SF、PFのスターターは明らかにロンとジャーメインに決まっ ていたし、変更はなかっただろう」 「誰もアルを非難するような気持ちもない」 「みんなアルが自分の力を示したいというのはわかっていたこと だしね」 「アルがよりいい選手になるために、自信をつける必要があった んだと思う」 「俺はアトランタにいってしまった彼に不満がない訳じゃない けど、アルにはNBAの素晴らしい選手になってほし