○事件2 多くのインディアナ選手を長期サスペンドにさせるであろう事件は 試合終了直前に発端が始まる。 ジャクソンはファンを殴った。 オニールも椅子を頭にぶつけられた後、怒りでファンを殴りつけて いる。 アーテストも殴りかかってきたファンを殴りつけている。 カーライルはESPNのアナウンサーに「命がけで喧嘩した」と コメントしている。 ☆デトロイトのファンのマイク・ライアン 「なにが起きたのかわからなかった」 「突然パンチを振り下ろしてきて、お前がやったのか?お前が やったのか?と聞いてきた」 「違う違うというと、違う男のところへ向かっていったんだ」 Fジョーンズ、ギル、ハリソンはとにかく喧嘩を止めようとした。 試合は中断され、セキュリティーが騒動を止めようとする一方で インディアナの選手達はゲートを抜けて帰る際にも、飲み物や 食べ物を投げつけられつつ、一悶着あり、ロッカーに戻った。 いうまでもなく、インディアナ37年の歴史の中で最悪の事件で ある。 原因はベン・ウォレスに対してなされたアーテストの厳しいファ ールだった。 アーテストを突き飛ばし、さらに襲い掛かろうとしていたが、選手 達に止められていた。 その際、アーテストはオフィシャルの机に横たわって傍観していた。 しかし事は起きた。 アーテストの上からコップとビールが落ちてきた。 アーテストは突然飛び上がり、観客席に飛び込み、殴りかかった。 ジャクソンもそれに加勢し、他の人間は止めようと観客席に飛び込んだ。 インディアナのラジオキャスターのマーク・ボイルはなんとかアーテスト を止めようとタックルに行き、右目の上を切った。 他の人間もずぶぬれになったりしていた。 報道陣はロッカーに近寄ることを許されず、選手もメディアにコメントを するのを禁止した。 NBAのスポークスマン・マインスベルクは「事件の調査が終わるまで NBAとしてはコメントしない」とコメント。 警察の代表は、1人が病院に運ばれ、他にも多くの怪我人が出たとコメント。 マインスベルクは「十分に調査をし、警察の事情聴取も選手やファンから 行う」ともコメントした。 カーライルは「不運な出来事で、こんな経験は初めて」とコメント。 インディアナの選手達は午前1時30分にチャーター機でインディアナに 戻った。