○公の意見は法廷で重要である 工芸師ジニー・カプランはそんなにスポーツファンでもない。 しかし彼女はインディアナとデトロイトの事件につき、色々見聞き している。 ☆カプラン 「人に対する尊敬が欠けているんだろうね」 「そんな風に他の人間に対して行動しちゃいけないよね」 「エンターテイメントであり、戦争じゃないんだから」 殿堂選手のオスカーロバートソンはこういう。 ☆ロバートソン 「スターンを賞賛したい」 「なされてしまったことだが、2万人もの観客に立ち向かっていく 人間の気がしれないよ」 「ただファン達も50ドルや100ドル払っただけで自分が正しい みたいに思っているが、それは応援したり、ブーイングする権利が 得られるだけで、選手に物を投げる権利ではない」 「私もそんなビールをかけられたり、つばをかけられたりしたこと があったが、試合後にシャワーを浴びるだけさ」 ○バーバーショップの4人 今回の事件はとある理髪店でも話題になっている。 ☆理髪師・デニス・フットレル 「スターンは判断を急ぎすぎたな」 「アーテストは過ちを犯したが、正しい罰則ではないね」 お客のアシェ・スクイレスも同意する。 ☆スクイレス 「30試合から40試合ってとこだろ」 「全試合?ありえないよ」 ☆別の理髪師フィンガー 「サスペンションは間違ってないよ」 「だってそれが仕事だろ」 「ファンのおかげで食っていける」 「ファンを倒すなんてダメだよ」 「冷静にしていなくちゃね」 ☆ニコルソン(理髪師) 「でも人間だし、感情もある」 「感情が彼にそうさせたんだろう」 ☆フィンガー 「ダメだよ、顧客はいつも正しいのさ」 ☆ニコルソン 「刺激されちゃったんだろ」 「ベンウォレスの行為に対して、我慢していた」 「カップが投げられて、なにかがはじけちゃったんだろ」 ○アルコールの役割? ☆ムハマド・シデディーク(元生物学教師) 「みんなが誰かを非難する」 「デトロイトを非難する人もいれば、インディアナやアーテスト を非難する人もいる」 「一つ疑問なのは、アルコールが一体全体なんのために必要なの かってことさ」 彼はイスラム教徒が故に酒を飲まない。 ボールゲームにおいてアルコールを売ることをやめることを 要求する。 ☆シデディーク 「アーテストを擁護するつもりはない」 「スタンドに入っていくなんて狂気としかいいようがない」 「でも、もしビールが売られてなかったら、もし酒を飲んでいる 人がいなければ、そんなことは起きただろうか?」 「酒の販売が減れば、きっとより多くの人間がスポーツに関心を 寄せるだろう」 ○美しい答え インディアナとデトロイトの紛争はローレンスノースの少年バスケの コーチ、ジャック・キーファーにとって、ある程度ありふれたもの である。 ジャック・キーファーは、2006年度のドラフト一位候補といわ れる7フィートのグレグ・オデンを含め、週末のチームの食事会 などで問題に取り組むようにしている。 ☆キーファー 「6−2のセンターでグレグから守ろうとするとき、とにかく彼を ボードに近づかせない必要がある」 「彼らは汚いことをする訳ではないが、アグレッシブというか、 かなり残忍なやり方をしてくる」 キーファーはオデンを教育しようとしたが、オデン自身がその対応 法を学んだ。 大抵の場合、キーファーの選手達がアーテストのような行動を起こす ことが多かった。 選手達もアーテストがなんとか我慢していたのに、コップを投げつけ られてきれてしまったと感じている。 さらに彼らはアーテストを守るために、仲間たちがスタンドに入る 必要があったと言う オデンはESPNのモーニングショー、コールドピッツァに出演 し、こう語った。 ☆オデン 「観客がアーテストにそうさせたんだ」 「アーテストはなんとかそうしないようにしていたのに、観客が それをさせてしまった」 しかしオデンにあなたもそうしたか?と尋ねられて彼はこう答えた。 ☆オデン 「我慢するよ」 「だって試合に勝ちたいでしょ」 ○丁重さを探して 都市でユースのスポーツ計画に携わるジョン・バイヤースはインデ ィアナで起こった事件を語る言葉が見つからないという。 1500人もの子供を面倒見る彼は、バスケや野球でファンや選手が よくない振る舞いをするとすぐその活動を停止してしまう人間で ある。 しかしバイヤース曰く、子供達はほとんどそういった問題を起こさ ないという。 大抵の問題の始まりは大人達で、フリースローを邪魔しようと手を 振ったり、ピッチャーが投げるのを邪魔しようと後ろで動きまわっ たりする。 バイヤースはこの活動で、人々にタバコを吸う危険などを教える ために、多額の金と時間を必要とするという。 ☆バイヤース 「こういった活動で減らせる機会がある」 「国全体が醜い場面を認識していると思うが、多くの人々がその 場面をなくすことをあきらめてしまっている」 バイヤースはインディアナにデトロイトが来ることを待ちきれない 人間がいることも認識している。 試合ではなく、喧嘩を求めて・・・。 バイヤースは今回の事件がインディアナのチケットをたぶん買わ ない理由になるだろうという。