◎縁起担ぎ 内容の正確度は保証しないぞъ( ゜ー^) あなたがバスケの試合、野球等を見るとき、特に理由も ないのに、ちょっとした習慣をもっていないだろうか? 「こうしていると点が入る」「こうしているとチームが勝つ」 同じような習慣や儀式を選手達ももっている。 インディアナでもっとも顕著な例が、スターティングライン ナップ紹介後、みんなで集まり、身を寄せ合い、励まし あう儀式だろう。 アル・ハリントンは、その儀式でほとんど彼がなにかいう ことが多い。 みんなで腕を組んで、後ろ、前と足を踏み出した後に、 ハリントンが少しジャンプし、早口で励ます言葉をいい、 みんなベンチやゲームに向かっていく。 ☆ハリントン 「(言葉は)誰がプレーするかによるね」 「みんなにとって特別ななにかをいつもいっているんだ」 「みんなをやる気にさせるようなことをね」 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 また、それを規律などに持ちこむ人間もいる。 アイザイア・トーマスは、現役時代そうしていた。 午後1時に昼寝をし、午後4時半にチキンもしくは 魚のパスタを食べている。 試合前のテーピングもいつも他の選手よりも後に やろうとしていたし、ウォームアップ後のシュートは 必ず決めるようにしていた。 ☆アイザイア 「だから、いつもシュートはレイアップにしていたよ」 ロードゲームのときは、なるべく早めにコートに姿 を表わすようにした。 相手に印象を残すために。 ☆アイザイア 「相手がコートに現れると、私はいつもシュート練習 をやめるようにしていた」 「そうすると、相手が私を見るだろ?」 「それからコートを離れるんだ」 「挨拶もしないでね」 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 そして、ミラー。 彼はあらゆることに縁起を持つ。 どのようにロッカールームに入るか、どのように着替え るか、そして、どのようにウォームアップするかにいたる まで・・・。 例えば・・・ みんながウォームアップの終了近くにレイアップを打ち 出したら、3Pを放てるチームメートを探す。 そして、ミラーがボールを手渡し、その相手は3本中 最低1本はシュートを決めないと、負けになる。 スミッツが現役時代は、スミッツがいつも相手をして いたが、最近は、クローシェア、ハリントンに出番が 回ってくることが多い。 現在のチャンピオンはジェフ・フォスターである。 ☆ミラー 「ジェフは興奮していたよ」 「彼がそのタイトルを手放すかどうかはわからないね」 他にもある。 試合前の練習時に、反対側を向きながら、ゴール前に立ち、 ドリブルをしながら、タイムクロックをチェック。 ブザーがなる寸前に、振り向いて、シュートを放つ練習をする。 今シーズン、ローズも同じ練習をするようになり、対決形式に なった。 ☆ミラー 「ブザーが鳴る前の心の準備をするためさ」 (鳴る寸前にシュートを決められる練習さ) シュート練習以外にも、習慣を持つ。 ロングスリーブのTシャツを脱ぐときに、頭の部分を抜かず、 下を向いて、ボールボーイにそれを脱がさせてもらう。 全国放送の前に、国家斉唱が行われた後、走っていって レイアップシュートを打つ。 試合開始のティップオフの前に、オフィシャルにパスを貰い、 何度かレッグスルーをし、ボールを返す。 フリースローを打つ前に、スコアラーテーブルの前にいき、 ロージンを手に塗る。 すべて、彼のいつもの行動である。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ミラーは、スコアラーテーブルの側を通り、メディアディレクター のダヴィッド・ベンナー氏のコップから、ちょっとだけ飲む。 それがいまの2人のお約束だ。 ベンナー氏は、ラインナップ紹介の前と、2Q開始前、ドリンク をミラーにいつも運ぶ。 インディアナが勝っていたころは、りんごジュースにしていたが、 今シーズンチームに負けが混むと、ベンナー氏はそれを変えた。 最近、チームに勝ちが増え出したので、ドクターペッパーや、 ペプシになることが多い。 ベンナー氏は、ドリンクを持っていくだけでなく、少しの励まし のコメントを言う。 ときどき気の利いた言葉を送るのだ。 水を差し出しながら・・・ 「これはピュアシューター(pure shooter)の為ピュアウォー ター(pure water)だよ」 去年、ミルウォーキーでのプレーオフで、ハワイアンパンチを 渡しながら・・・ 「これにはパンチが入っている」 「相手をノックアウトできるようにね」 また他方で、ベンナー氏は、ちょっとスパークさせるように、 プレー面での侮辱をしたりもする。 あのサスペンションを食らった後のクリーブランド戦・・・ 「休みだったんだね」 「でも、今年は随分と休みが多いね(活躍が少ないね)」 「どうしちまったんだい?」 そして、TNT(テレビ)の仕事で、姉のシェリルが来ていた 3月20日のトロント戦。 「今日は、姉ちゃんが来ているんだね」 「もしいいプレーができなかったら、シェリルに後半から出て もらおう」 それぞれ18点ずつミラーは獲った。 ただ、トロント戦の後半はたった1本しか決められなかった。 シェリルが出たほうが点になったかもしれない。 こうはしているが、ベンナー氏は、ドリンクや、こういった 侮辱の類が、試合結果にいい方向になるとは思っていない。 しかし、それが試合の成績に響くこともない。 そして、それらは、願掛けを必要とする人間にいい錯覚を与 えるという意味で、助けになっているのだろう。