○社会貢献 15歳のコルビー・ドーキンスのクリスマスはちょっと 早くやってきた。 彼は月曜日の夜のフォスターとFジョーンズがホストを務めた パーティー、中央インディアナのビッグブラザーズ・ビッグ シスターズプログラムの参加者の1人だった。 彼が会場に入るやいなや、すぐ2人の大きな人間に気付き、 釘付けになった。 ☆ドーキンス 「僕は毎日彼らのプレーを見ている」 「素敵なクリスマスプレゼントになったよ」 ☆シェーン・ハウエス 「彼らがこんなことをする義務はないのに、参加してくれる ってのは本当に素晴らしいことだし、感謝している」 インディアナはオーバーンヒルズでの出来事以来、悪い評判 もあるが、他方で、インディアナの選手はあまり知られてい ないもう1面を持っている。 それが、こういったコミュニティーグループへの貢献である。 ☆フォスター 「フレッドと俺は昨年からこのパーティーに参加してる」 「あの事件は関係がないよ」 「もし俺たちが参加することでみんなが笑って、NBAに 対して違った印象を持ってくれるのであれば、選手としての 仕事をしたにすぎないよ」 日曜日にはジャーメインオニールがホストとなり、里子や 両親が働く子供を預かる施設の関係者を集めた800人にも 渡るパーティーをコンセコで行っている。 木曜日には、選手やコーチ、マスコットがセント・ビンセント 病院やライリーホスピタルの小児病棟などに慰問に訪れている。 オニールのイベントでは、オニールが家族達と一緒にクリス マスツリーの前でプレゼントやサンタクロースとともに写真 を取ったりした。 オニールは、自分の環境がこういったイベントを行うきっかけ になったという。 彼も母が働いており、サウスカロライナの託児所に通った 経験を持つ。 ☆施設のエグセクティブディレクター 「多くの子供達が働く家庭にある」 「安定した生活はしているが、他のことに構う余裕がない」 「こういったイベントが必要だし、リラックスして、仕事を 忘れる機会が必要なんだ」 「オニールがこういったことをしてくれるから、子供達も こういったクリスマスディナーがとれるんだ」 キースリーン・ハリントン44歳は今回のイベントが自分の 子供達6人にとってかけがえのない経験だったと喜ぶ。 NBAのコミュニティー関係のバイスプレジデント、カーシー ベヘレンスは、各地でこういったイベントがしばしば行われ ているが、あまり認識されていないという。 ☆ベヘレンス 「人々がネガティブに感じている面にあえて挑戦しつづけ たい」 「我々は試合に対して本当に熱意をもっていて、それを見に きてくれる人間に対して、本当に感謝をしている選手達が いることを示したい」 ベヘレンはNBAの選手がどれだけそういったイベントなどを しているか明確な数字は言わなかったが、インディアナの選手 がかなり多くのシェアを占めているという。 ☆カーシー・ジョーダン(インディアナ・デベロップメント 部門のバイスプレジデント) 「我々は常にトップかトップに近い位置にいると思う」 インディアナのコミュニティーイニシアチブは、児童虐待 予防の一環として、子供達によるマーチン・ルーサーキング Jrについてのエッセイコンテストなどにも貢献している。 2003年ー04年シーズンにはインディアナの2人の選手が コミュニティーに対する貢献で表彰され、レジーミラーが プロバスケットボールライターズアソシェーションによるJ ウォルターケネディーシチズンシップ賞を受賞。 ジャーメインオニールがNBAコミュニティーアシスト賞 を2003年の12月に受賞している。 ☆カーライル 「時間だけでなく、彼らは多くの資金を投入している」 「スポンサーも募るのに時間がかかるし、大変な作業だよ」 団体交渉協約には各選手に個人的として、グループとして 5つずつ色々なものに参加するように要求している。 NBAの選手協会会長でもあるマイケル・カリーは、 スポンサーのために、バスケットボールやユニホームに サインをするだけといった簡単なものでもいいものである という。 ただ、多くの選手がそれ以上のことをしているともいう。 ☆カリー 「一つのコミュニティーに活動する選手もいれば、色々な コミュニティーでやっている選手もいる」 「夏のオフに自分の地元で活動する選手が多いね」 「結局、選手達がリーグを代表して、そういった素晴らしい 活動をすることで、自分たちのコミュニティーに貢献できれ ばいいと思う」 ジャーメインオニールのようにNBAには多くの億万長者が いるが、オニールは、もしそれを共有できないのであれば、 なんの意味もないという。 ☆ジャーメイン 「ちゃんとした地位を確立した・・特にアスリートは地域の コミュニティーや子供、彼らの生活に貢献すべきだと思う」 「インディアナのコミュニティーやサウスカロライナの コミュニティーに貢献できるのは、自分にとってすばらしい ことだと思う」 「世界を救うことはできないけど、世界の多くの人々に貢献 していきたい」