○リーダーという新しい役割 カーライルはアンソニー・ジョンソンに特別な何かを 見出した。 カーライルはジョンソンにただロースター上にいるだけ の選手でいいとは思ってない。 ☆カーライル 「ニュージャージーで2回のファイナル経験もある」 「彼はそこで重要なプレータイムを演じてきた」 「ベテランとしてその経験を我々にもたらしてくれて いるんだ」 ジョンソンは昨年6点3A、バックアップ以上の何かを 示してはいない。 しかし今年はそれ以上の存在である。 ティンズリーが左足の靭帯損傷でILし、彼が先発に なった。 インディアナはジョンソンによって勢いを失わなくて すんだ。 ☆ジョンソン 「ジャマールが戻らないかもしれないので、チームを 引っ張っていかなくてはいけないということを理解し ている」 「いいプレーをして、チームがプレーオフでやっていけ るようにしていくのが俺の仕事なんだ」 正直、ジョンソンとマッチアップする相手は脅威を 感じないだろう。 とりわけ優れた外からの能力があるわけでないし、 素晴らしいドライブ、パスがあるわけでない。 ☆ジャクソン 「それはAJのスタイルではないのさ」 「彼はコートに入って、ただ仕事をこなすのさ」 ジョンソンの試合でのアプローチは単純なものである。 練習後にミラーとクローシェアとシュート練習をして、 簡単なドリブルや基本練習をする。 彼はスターターになればなるほど、どんどん自信を 高めていった。 ここ15試合中13試合で2桁得点。 3−1のアシストターンノーバーレイティングを誇る。 ☆ジョンソン 「気持ちいいよ」 「素晴らしい能力を持った選手と、俺を信頼してくれる コーチがいる」 「俺はプレータイムをもらえたら、ボールを上手く共有 するだけさ」 「貢献できて本当に気持ちいいよ」 ジョンソンはミラー、ジャクソンに次いで3番目の 得点オプションになっている。 3月31日のマイアミ戦では39分16点13Aを あげ、たった2TOだった。 ☆カーライル 「彼はFA時、多くの人間が興味を持つ選手だった」 「ただウチにとって、彼はスペシャルな選手だった」 「ジャマールがいない時、彼は上手くチームを運んで くれている」 「これだけできるのはここ2、3年の経験が大きな 意味をなしているんだろう」 ジョンソンはショットクロックぎりぎりの多くの場面 で、チームを救ってきた。 今シーズン序盤、コンセコの観衆は2度に渡る彼の 持ちすぎに懸念を抱いていたが、その2本をきっちり 決め、手で観衆に「落ち着け」という仕草をした。 試合後にジョンソンはこういった。 ☆ジョンソン 「ファンはもっと俺の仕事に信頼を持って欲しい」 カーライルもジョンソンに信頼を持ち、そして必要に 応じて自由にプレーしてもよいと思っている。 ☆カーライル 「私は彼にもしチャンスがあったら、コントロールでき る範囲内で自分のオプションを使用していいといった」 「我々には彼のその能力が必要である」 「我々は、出来る限り簡単なシュートチャンスを生み 出す必要があるからね」