○拡大しつづける役割 ジェイムス・ジョーンズは、地元で、友人や家族の 前でプレーするのが常に楽しみであるという。 特に重要な時間を任されるともっと楽しく感じると いう。 そんなチャンスがあるのは地元であるマイアミ戦に なる。 怪我だらけのチーム状態の影響で、彼は重要な時間を 任されるケースが多くなった。 ☆Jジョーンズ 「地元のみんなの前でプレーできるなんて最高だよ」 「プレーオフの順位争いの真っ只中ならなおさらさ」 「このチャンスを生かしたいね」 シーズンが始まる前、ジョーンズはベンチ入りすら あやうかった。 当然プレータイムも殆どなかったが、怪我やサスペンド といったチーム状態の中で役割を増やしていった。 その機会を生かしたジョーンズは、11月のボストンで 22点、その後のシアトルで27点をあげつつも、12 月、1月にはペースダウンした。 ☆カーライル 「当初、我々は彼にとても多くの要求をした」 「素晴らしい2週間だったが、その後、壁にぶちあた ってしまった」 「一回彼を休ませ、ローテーからはずしたが、彼は常に ローテーションに戻ろうと頑張っていた」 「彼は3つのポジションをこなすことができる」 「なかなかそんな選手はいないのだが、彼には3つの ポジションをこなすだけのバスケットIQを備えて いるんだ」 2003年2巡目のジョーンズが壁にぶち当たるのは 用意に理解できる。 6−8の身長はPFとしての可能性を、そして外からの シュート力はSG・SFとしての可能性を示す。 ☆Jジョーンズ 「PFとしてプレーする時、たいてい他のチームの ラインナップが小さい時だね」 「そうすると、4ガードみたいな形になるんだ」 ☆ジャクソン 「彼が成長してるのはわかるだろ?」 「それ故にチャンスを得てるんだよ」 ジョーンズに起こるミスは、だいたいディフェンス に対する心構え、打つべきとこでパスを出してしまう、 そして行くべきところで行かないことである。 ☆ジョーンズ 「段々よくなってるんだけど、時々難しく考えてしまう ことがある」 「でも、プレータイムを得て、チームに貢献できている ことは本当に嬉しく思うよ」 平均18分5点2R。 ミスもまだまだ多い。 しかし、4月3日のワシントン戦のように、重要な プレーをしてしまえば簡単に忘れることができる。 4Q13点差、インディアナは13点差を盛り返した 後、ジョーンズの逆転3Pでリードを奪った。 その後もニュージャージー戦、トロント戦で2桁得点 をあげた。 ☆カーライル 「我々は小さな布陣で勝負しなければならなかった」 「ビハインドも大きかったしね」 「彼はPFとしてちゃんと仕事をこなしてくれた」 「ビックショットも決めるし、守備も堅実だ」 「ビッグプレーを決めると自信になり、我々も彼らを 信頼する気になるんだ」 Jジョーンズは、いい時にピークを迎えた。 彼の契約は今年で切れる。 今年の契約額は0.6ミリオン。 ☆ジョーンズ 「インディアナが大好きなんだ」 「他のチームが目にも留めてくれなかったのに、僕を 指名してくれたからね」 「プレーするのに素晴らしいチームだよ」