○パパ、俺はやれるよ

必然の疑問や決定がなされなくてはならない時、若いアスリー
トのキャリアにとって、重要なポイントが来る。

自分は本当に成功するために必要な犠牲を払えるのか？

今やっていること価値があるのか？


ダニー・グランジャーにとって、それは１２歳の時だった。

家族は厳しい地域に住んでいたが、父親は隣接地などを沢山購入
し、ダニーのためにバスケットコートを作った。

父親曰く、ダニーのためになんとかしたかったという。


ある日、彼の父親の友人達とバスケをし、より強く、年齢も上の
選手達とプレーし、ダニーは肘鉄を喰らい、涙した。


☆ダニーＳｒ
「あのプレッシャーの中でプレーできなければ、インサイドに
入ることはできない」
「彼に接触プレーを教えたかった」
「もちろん意に介さなかったよ」
「ダニーがハードヒットを喰らってもね」

「彼がインサイドに入るようになって、初めて彼にアウトサイド
のプレーをするようにいった」
「５分だって彼はこういった」
「パパ、俺はもうプレーできるよと」


彼はそれ以降吹っ飛ばされることはなかった。

グランジャーは結果的に最も完成された選手の１人になった。


☆バード
「私はこのリーグで色々なプレーができる若い質のある選手を
必要としていた」
「彼はその１人であるから、このリーグで２、３年で消える
選手でなく、オンコート以外でも色々貢献できる選手になって
くれることを期待している」


ニューメキシコで２年間活躍し、彼は平均１９点９Ｒ２ＳＴ
２ＢＳという優れた数字を残した。

最高で５位、少なくともトップ１０で指名されるはずだったが、
シラキュースのハキム・ワリックとプレドラフトワークアウトで
ドンチャン騒ぎをしたと報道された。

また膝の怪我もあり、彼はたった３試合しか休まなかったが、
それにより、評価を下げた。


しかしそれにより、彼は自分の望んでいた勝てるチームでプレー
する権利を得た。


☆グランジャー
「多くの友人が俺にこういうんだ」
「アーテストやオニールとプレーするんだぜって」
「来年プレーオフを経験できるだろうし、かなりの経験に
なるだろうから、本当に価値があると思う」
「高い指名でドラフトされ、プレーオフに２、３年いけない
ぐらいなら、運がよかったと思うよ」


ダニーＳｒも繰り返す。


☆ダニーＳｒ
「フランチャイズが成熟しているし、チャンピオンシップを
狙えるチームである」
「順位が落ちて、彼はここに来ることができた」
「私たち親子は、ドラフトの時にグリーンルームでインディアナ
の指名を期待していたよ」

グランジャーは高校時代後半に花開き、エール大やコロンビア大
から興味を示されたが、土木技師の勉強をするために、ブラッ
ドリー大に入学した。


彼はすぐに能力を発揮し、平均１９点８Ｒを２年次にたたき出す
も、コーチ陣が解雇されるとともにＡＣについてニューメキシコ
大学に移籍した。

彼はインサイドでもアウトサイドでもプレーできる力をみせ、
特にリバウンドとショットブロック能力の高さを見せた。

大学１、２年次は３Ｐ２４．３パーセントという低い数字だった
が、外からのプレーに取組み、３、４年次には３９．２パーセ
ントだった。


☆グランジャー
「色々な面でいいプレーができたと思う」
「特にリバウンドとショットブロック、そしてパス」
「スリーだった決める能力があると思う」
「俺の役割はただ点を取るだけでなく、他のプレーでも貢献で
きることなんだ」
「多くの選手はもし点を取れなければ、コートにいる価値を
見出せないかもしれないが、俺はそれができるんだ」


統計が彼のゲームについて言及するだろう。

彼はエホバの証人という宗教の下で育ち、グランジャーは
常に周り以上に高い基準を課していた。


☆グランジャー
「いつも尊敬の心を教えられた」
「尊敬できる行動をするように育ってきた」
「多くの少年たちが間違った方向に進む中で、家庭が俺を
正しい方向に育ててくれたことは感謝したい」

「そしていつも勝利を目指してプレーしてきた」
「たとえオフコートで親友であっても、コートに出れば、親友
であってもライバルであり、また別の話なんだ」


彼はインディアナに指名されたことを本当に喜んでいるが、
ドラフトの日に自分を指名してくれなかったチームとの対戦
の日付をチェックしている。


☆ダニーＳｒ
「彼らは見ていたはずなんだ」
「ダニーがプレーできることをね」
「私はダニーが今まで一生懸命戦ってきた姿を知っている」
「だから指名をパスしたチームに後悔させたいね」

「まぁ、そのおかげでインディアナにこられたんだけどね」