パッと見、なにもアーテストに変化はない。 しかし、代表的な変化として、彼は初心に戻る意味での大きな ステップを示した。 ☆アーテスト 「高校、大学時代の背番号に戻す」 「もう背番号ゲームは十分だよ」 去年はデニス・ロッドマンの91、その前はマイケル・ジョー ダンの23だった。 しかし、人生の転機ともいえる74試合のサスペンドで、 彼も基本に戻ることを決意した。 あの事件以来、初の会見となったが、彼は去年のシーズンを 残念に思い、そしてまたNBAチャンピオンを目指し、復帰 する。 ☆アーテスト 「事は起きてしまった」 「自分の過ちから学んだよ」 「スラム出身人間だからこれからもそういった生き方になる だろうけど、子供達が俺を見て育つから、俺も変わらなくては ならないだろう」 アーテストはルーキーFAキャンプそしてサマーリーグ全てに 参加する予定だ。 しばらく試合から遠ざかっていたアーテストとしてはこの 機会を楽しみにしている。 ☆アーテスト 「チームとしてプレーしたかった」 「プレータイムは気にしないよ」 「他の選手達はコーチ達に自分ができることを示さなくては いけないからね」 「できる限りのプレーはするし、シェイプも整えたい」 ☆ダンバーク 「アーテストを他の選手と同じように扱うよ」 「時間どうこうについてはなにもいわないけど、特に彼に 20点、30点取ってほしいというつもりもない」 「上手くチームをまとめるようなプレーをして欲しい」 「なにせ彼の能力があれば、他の選手により容易くプレー させることができると思う」 「ロンはプレーに集中して、素晴らしいプレーを一生懸命 やってくれるはずだよ」 アーテストは、多くのファンからの支えに圧倒されたとも いう。 ☆アーテスト 「俺は今も昔も変わらない」 「ただ年齢を重ねて、ほんの少しずつ賢くなっている」 「だからたぶん来年はより賢いプレーができると思っている」 「みんなもそうだから・・・」 「今まで激しいプレーを身上としてきたが、激しいプレーをしつ つ、チームのことを第一に考えていきたい」 「チームのためにテクニカルファールなどはしないようにして いきたい」 アーテストはチームのためにをコンセプトにしていることが コメントの各所から伺えた。 ☆アーテスト 「インディアナの試合を見て、我々はチームとしてのバスケが できることを実感した」 「優勝のためにとても重要なことであろう」 「自分が出た試合を何度となく見た」 「いいプレーが出来ていたと思う」 「最終試合も何度となく見た」 「もうこんなことを起こしてはいけないと思う」 ☆ウォルシュ 「アーテストについても辛い年だったと思うし、再びこのような ことが起きないことを願いたい」 「昨シーズンは彼にとって長い年だったと思うし、彼にとって 大きな転機の年であり、彼がこれからずっと忘れない年になる と思う」 「我々は2度とこのようなことを起こしてはいけないし、彼も そう理解していると思う」 そして彼もそうである アーテストは今シーズン特別ななにかで証明する訳でなく、 いままでどおりに証明することになるだろう。 ☆アーテスト 「ただコートにでて、バスケをするだけさ」 「それが一番の証明になるはずだ」