◎プレーオフで成長していく若手達 アル・ハリントンとジェフ・フォスターは、この2試合ほとんどプレー タイムを与えられなかった。 しかし、その状況は3戦4戦は変わるだろう。 アイザイアの配慮でこの2戦は使われなかった。 ☆アイザイア 「敵地で彼らを使うよりも、コンセコでつかってやった方がずっと 気分よくプレーできるだろ?」 「プレーオフの始めにいきなり酷い成績を残してしまうと、それが 一生、彼らに付きまとってしまう」 「最初はいいスタートを切りたいだろ?」 ハリントンはずっと守ってきたスターターを外れ、計29分で 1−8、たった3点に終わった。 フォスターもここ最近よくプレータイムをもらっていたが、計6分 たった2点だった。 しかし、激しくレベルの高いプレーオフのゲームは彼らに想像 以上の効果をもたらしたであろう。 ☆フォスター 「実際にやってみると、面白かった」 「みんな激しくプレーしている」 「レギュラーシーズンとは大違いだ」 ハリントンも普段よりもナーバスになったと認めた。 しかし、実際コートにでると気持ちがよかったという。 ☆ハリントン 「俺は冷静だったよ」 「一旦、コートに出ちまえば、ただプレーするだけさ」 ハリントンもフォスターもアイザイアの意向はちゃんと 理解している。 しかし、本当はもっと出たい気持ちで一杯である。 ☆ハリントン 「(そういうことを考えるのも)コーチだ」 「彼はいつも最善のことを考えてくれる」 「僕はいつも彼に修羅場で使ってくれっていっているけ ど・・・」 「しかし、アイザイアは最善を知っているんだ」 「次の2試合、アイザイアは僕とジェフを必要としている だろうし、僕ももっと貢献しなくちゃいけないことはわかっ ているよ」 プレーオフの経験は2人にとって、どのようにポストシーズン のプレーに対応していくかを学ばせるだろう。 去年、共にロースターに入れず、私服で試合をみていた2人。 見るだけでは得られない経験を今得ている。 ☆ハリントン 「ゲームの激しさ、ゲームに対する真剣さがまったく違うんだ」 「たった一つのミスがレギュラーシーズンと違って、自分への プレッシャーになる」 フォスターの方は若干プレッシャーが少ないようだ。 ハリントンやベンダー達と違い、得点ではなく、リバウンドが 要求される彼は、まだ自分のほうがプレッシャーのかかり方 が少ないと感じている。 ☆フォスター 「俺にかかるプレッシャーは、ジョナサン(ベンダー)やアルと は全然違うよ」 「俺は相手を守って、リバウンドを獲るだけだ」 「シュートを決めていく仕事よりもずーっと単純な仕事だからね」 なにはともあれ、ドラフト1巡目を捨てた分以上のいい補強に なっているかもしれない。