○怪我からの再起 そんなに前ではないが、アレクサンダー・ラドジェヴィッチは バスケ界の期待の若手の1人だった。 イルガウスカスと比較される7−3の素早さとシュート力を 持ったセンターとして。 ただ少しだけ全てが音を立てて崩れていった。。 特に怪我という面で。。 6年たち、彼はロースター枠を求めて、サマーリーグキャンプに 参加している。 ☆ラドジェビッチ 「とにかく自分が怪我なくいい状態であることをアピールした いんだ」 「NBA時代から俺は怪我がちな選手という評価になっている からね」 「みんなに俺は戦える選手だということを示したい」 「インディアナは大きな選手が複数いる」 「しかしその中でその中で2分、3分、5分と休む時間が必要 になるだろう」 「俺は毎日その数分でいいプレーができると思っている」 ラドジェビッチはルーキーシーズンに2試合プレーしただけで 左ひざの腱を切り、IL入りした。 その後、すぐに腰のヘルニアを患い、シーズンを棒に振った。 その後、怪我に苦しむ一方でトレードが繰り返され、デンバー ミルウォーキーと渡り歩くもプレーすることなく、チームを 去った。 NBAを去り、欧州でキャリアを重ね、昨年、ユタで少し だけプレーをした。 今度はインディアナにプレーの場を求めることになる。 ☆ラドジェビッチ 「NBAでプレーしたい」 「私は欧州でプレーもしたが、全然違う」 「妻はアメリカ人だし、私もアメリカでプレーしたい」 「欧州で単身赴任でプレーしたが、やはり妻や娘や息子達と 離れるのは辛い」 「もうこれ以上離れ離れになってプレーしたくないんだ」 03−04年シーズンをポーランドで過ごし、8点8Rの成績 を残し、04−05シーズンにユタのロースター入りした。 保証契約になる5日前の1月5日に彼はユタをカットされ、 またポーランドでプレーをし、リーグチャンピオンに貢献 した。 インディアナは1999年のドラフト前にラドジェビッチが ワークアウトに参加しており、興味を持って、サマーリーグ に召集した。 ☆ダン・バークAC 「なかなかいいものを持っている選手である」 「ミドルレンジでの守備力もあるし、状況判断豊かでパス能力 がある」 「ポストアップも強力だし、リバウンドにも積極的に参加する」 「我々は彼に非常に興味があるし、彼がどれくらいやれるのか をサマーリーグで確認したい」 確かに怪我に悩まされたが、ラドジェビッチはプレーにも 磨きをかけたという。 ☆ラドジェビッチ 「過去4年、怪我の問題はなかったし、怪我はつきもんさ」 「かつての俺と今の俺は同じ選手でない」 「経験を積んだからな」 「昔ほど動きもよくないしとジャンプ力もないだろうけど、 それでも俺はかなりよく走れると思うよ」 ☆カーライル 「有能なビッグマンにはいつも興味を持っている」 「彼は経験もあるし、堅実でもある」 「ポストからの得点もある程度期待できそうだし、ブロック ショット、ディフェンシブリバウンドとチームに必要なプレー を重ねられると思っている」 明らかなことは、イルガウスカスとラドジェビッチは共通の 怪我という悩みを持っていたということである。 そして怪我から復帰したイルガウスカスはクリーブランドと また巨額の契約を結ぼうとしており、ラドジェビッチは怪我 から復帰し、いま仕事を求めて戦っている。