○欧州リーグ1の単なる欧州人 彼は「単なる欧州人」に過ぎないという バルセロナ、テルアヴィブで欧州リーグ3連覇。 五輪で銅メダル、そしてアメリカ撃破の立役者。 ☆マイク・カーノン(テル・アヴィブの広報担当) 「最初彼がテルアヴィブに来た時、彼のことをみな知らなかった」 「しかし気がつくと、彼はこの国の英雄になっていた」 「彼がイスラエル人でなかろうと、イスラエルの人々、特にテルアヴィブのファン達は 彼らを同胞の1人としてみていた」 「そして一ついえることは・・・」 「イスラエルにおいて、インディアナペイサーズが最も有名なチームの一つになることは 間違いないってことさ」 「深夜であっても、インディアナペイサーズの試合を見る機会があれば、人々はテレビを 見るだろう」 「イスラエルの人々は多くのプレータイムをもらい、インディアナのローテーションに どのように入っていくのかを見るのを楽しみにしている」 インディアナには現在PGにティンズリー、SGにジャクソンという不動のスターター陣が いる中でヤシケヴィシャスがどのように絡んでいくのかにとても興味深い点がある。 6−4のヤシケヴィシャスはどちらでもプレーできるが、ボールを多く触れるPGをより 好んでいる。 ☆フランク・ローラー(欧州リーグドットネットのジャーナリスト) 「サラスの素晴らしいテストケースだと思うね」 「チャンスを与えられれば、彼はチームリーダーとして、特にオフェンス面で周りを生かす 能力を示すだろう」 「彼は得点力以上に周りを生かす能力に長けているんだ」 「またビッグゲームプレーヤーであるしね」 「最大の弱点はマンツーマンディフェンスだが、それを誰よりも理解し、最小限の被害に 食い止めることができる」 ヤシケヴィシャスのことをよく知る欧州のファン達は彼が新しい国とリーグ、チーム、 スタッフの中でどう適応するかに興味を持っている。 ☆カーノン 「カーライルはコートにもう1人のコーチを抱えることになるので、彼に頼ることが 多くなるだろう」 「彼は与えられた役割を果たすだけの普通の選手ではない」 「絶えずプレーを読み、絶えず、他の選手と話をしている」 「他の選手達もそれを受け入れさえしてくれれば、カーライルも選手達も彼に頼ることに なるはずである」 「彼は非常に感情的だが、ゲームをとても理解しているし、色々なチームでプレーし、 経験豊富である」 「またファイナルショットを打つことも恐れない選手である」 「彼は何度となく、勝利を我々(テルアヴィブ)や彼の他のチームにももたらしてきた んだからね」 「彼はかなり特別な選手である」 「私はインディアナの選手とコーチが彼のような人間にあったことがあるとは思えない」 「もちろん、彼もチームに溶け込まなくてはならないが、チームも彼に溶け込まなくては ならないだろう」 ヤシケヴィシャスは1990年代前半に高校で2年、そしてメリーランド大学で4年の プレー経験がある。 ドラフトされずに、世界を回る旅を始めることになる。 海外のバスケットボールに精通するアレクサンダーウォルフはヤシケヴィシャスの大学時代 について、「メリーランド大学のバスケファンは彼のことを堅実、輝きのない選手として 覚えているかもしれないが、アテネでの彼はその時代を微塵も感じさせなくなっていた」と いう。 ☆アレクサンダーウォルフ 「彼は一生懸命な選手であり、恐れを知らず、安定したシューターである」 「欧州でのシーズンで自信をつけた」 「きっとそれらの自信はインディアナの選手としても貢献するだろう」 「もし彼の成長を感じたかったら、2つの五輪を思い出してほしい」 「2000年のシドニーでは最後の3Pシュートを外した」 「しかし4年後、4Qに大活躍し、アメリカを撃破している」 ヤシケヴィシャスがメリーランドを卒業するとき、まだ外国人選手がNBAに いくことは稀だった。 数年たち、アメリカが何度となく国際大会で敗れるとともに、NBAチームの目が 欧州に向いていった。 しかし、ヤシケヴィシャスが熱い注目を浴びるのは29歳まで待つことになる。 ☆カーノン 「私達の驚くべきことは多くの欧州選手がNBAに行く中、ヤシケヴィシャスのような 選手が今シーズンまで真剣なオファーを受けなかったことである」 「彼はNBAでやるべきである」 「彼がNBAでやることになんの疑問もない」 「彼はNBAで活躍するだろう」 「それはNBAの多くの欧州選手が彼ほどでないからである」 「いつか彼がNBAに行くだろうとは思っていた」 「それが昨シーズンになるんではないかとおびえてもいた」 「しかし2年間彼を我々のチームでプレーしてもらうことができた」 「彼がいなくなるのは非常に残念だが、彼がいるべき場所であることを理解している」 「彼の夢とインディアナの人々の夢が叶うことを祈っている」 「サルナスを見れば、すぐに彼のことをとても好きになってくれるだろう」