2006年NBAファイナル第1戦。 インディアナがサンアントニオスパーズをホームに迎える。 ティプオフの数分前、デヴィッド・スターンがジャーメインオニールをコートの 中央で迎える。 サスペンド処分を与える訳ではない。 ジャーメインを2006年NBAMVP選手として迎えているのである。 かなり私情入りのことなので笑うのは構わない。 オニールは2004年のMVP投票に3位になった。 ロンアーテストとともに61勝を重ねた。 2年前の事だというのは重々理解している。 彼は2004年がピークであるという風評も理解しているし、彼がMVPになるほどの 意思や決断力を持ち合わせないという批判も理解している。 しかし、それは間違いだ。 彼はサスペンドで15試合欠場した。 さらに肩の怪我で23試合欠場している。 しかし、そのサスペンドはオニールがいかにバスケが好きで、いかにインディアナポリス という街に必要な選手なのかを理解させた。 利き腕の肩ではないとはいえ、オニールのポストでの動きの武器は左右の腕から攻撃が できることである。 怪我とサスペンドはあったが、24点9R2BSの平均数を獲得した。 2006年に彼が怪我なく、過ごした時のことを考えてみて欲しい。 オニールは怪我だけでなく、アーテストという重要な選手を欠いた中でプレーを強いられた。 アーテストはオニールの負担を軽減できる存在である。 インディアナはジャーメインの活躍が優勝に不可欠である。 ジャーメインがMVPを取れば、優勝をもたらせるかもしれない。 スターンは準備していて欲しい。 今度のスターンの会見はインディアナ、そしてファン達が貴方の会見で嬉しく感じられるものに なると約束するから。