○ティンズリーの街 ティンズリーにはある程度の信用がある。 元1巡目選手であり、インディアナの重要な選手 である。 バードもオールスターPG候補であるともいう。 ただ問題点もある。 彼は毎年のようにプレーオフで怪我状態でのプレー をしている。 昨年一昨年のシーズンで76試合に欠場。 2003年には親族の不幸というものもあったが。 ティンズリーは、日々苦闘している。 いい時はいいが、悪い時は悪い。 安定感にやや欠ける感がある。 ティンズリーは個人的な問題や怪我などが自分の プレーに悪影響を及ぼしたこともあり、4年間 常にスターターであった訳ではない。 また4年間の間に多くのPGが彼の周りにいた。 トラヴィス・ベストからアンダーソン。 アンソニー・ジョンソン エディー・ギル ジャミソン・ブリュワー ジェイレン・ローズ またフレッド・ジョーンズもPGを昨シーズン プレーしている。 ティンズリーは06シーズンに足の怪我も治癒 しているはずだが、彼にポジションの保証はない。 サルナス・ヤシケビシャスとの契約はひょっとする と彼のプレータイムを減らす可能性がある。 ガードポジションには6人。 ティンズリー、ヤシケビシャス、ジョンソン、ギル 、ジャクソン、そしてフレッド・ジョーンズ。 選手達がプレータイムにエゴを示すチームが多い中、ティンズリーはそういった文句をいわない実績を 有している。 アンソニー・ジョンソンもティンズリーとともに プレータイムを共有してきた。 カーライルは過去にティンズリーでなく、ジョンソンをスターターに置いたときもある。 ティンズリーは文句もいわず、たんたんと練習で やれることを示し、出た試合でアピールした。 ヤシケビシャスの獲得で、ティンズリーの負担が 軽減するというのも想像できる。 もしくはとって代わる可能性もある。 もしヤシケビシャスがNBAでもセンセーショナル を起こすことができれば、ティンズリーのトレード の話も現実的になってくる。 NBAはビジネスの世界であり、どんなことでも 起こりうる。 しかしインディアナはティンズリーと2010年 までの契約を結んでいるし、しかもリーズナブル である。 ティンズリーはよりボールハンドリングをよくし、 シュート能力、パス能力と、チームが勝利するため に日々成長している。 ティンズリーが健康で、より経験を積めば・・・ 時が彼がNBAの高いレベルでやれる選手かどうか を示してくれるだろう。 インディアナのPGは過去も含めて常に強力で あったが、今シーズンほど豊富で強力だった時期は ない。 あとはティンズリーがインディアナポリスの司令塔 になることだけである。