○優勝のための長所と短所 インディアナはNBAのエリートフランチャイズの 一つである。 それは過去20年毎年のようにプレーオフに進出して いることが物語っているだろう。 辛い2005年シーズンをなんとかある程度の成功で 終了し、あらたにドラフトとFA戦線で優れた選手を 獲得することに成功した。 しかし、疑問は残る。 優勝のためには・・・。 ◎問題点 1・リバウンドの問題 ジャーメイン・オニール、ジェフ・フォスターといった ビッグマン、そしてSFアーテストもリバウンド力に長け ている。 しかしチームとしてはリバウンド面でやられることが多い。 実際、去年のリバウンドランキングは26位に終わった。 2・チームバスケ オフェンスで、そんなにしばしばアイソレーションする 必要はない。 もしもう少し走れば、その結果、ターンノーバーも減る だろうし、楽に得点を取れる気がする。 去年、インディアナよりアシストが少なかったのはシアトル だけである。 3・ロッカールームにおけるリーダーの不在 みんな、レジーミラーが引退することでコートにおいて、 彼がいなくなることでのマイナスは理解していた。 しかし、むしろロッカールームでのマイナスの方が大きいかも しれない。 ジャーメインオニールがその役割をオンコート、オフコートで なすだろうといわれている。 4・レベルの高いカンファレンス イースタンカンファレンスはもはやレベルの低いカンファレンス でなくなった。 昨年のカンファレンス王者、デトロイト。 マイアミ、インディアナもチャンピオンを狙える存在である。 クリーブランドやシカゴも戦力を整えつつある。 ◎有力な点 1・若くて才能ある選手達 インディアナは若くて才能と実力を備えたチームの一つである。 30以上はクローシェアとジョンソン、ポラードだけである。 彼らはプレーオフの経験も十分にある。 2・スタープレーヤーの存在 インディアナにはアーテストとオニールというMVP候補に名が あがるスタープレーヤーがいる。 ティンズリーやジャクソンといった選手もオールスター候補で あるだろう。 3・静かなシーズンオフ イースタンカンファレンスで色々な動きがあったが、インディアナは 静かにロースターを改善させた。 ドラフト17位のグレンジャーの獲得は、「スティール」と多くの報道 機関から高い評価を得た。 またサルナス・ヤシケビシャスの獲得は豊富なバックコート陣をさらに 強化し、さらに強いチームを作りあげることに成功した。 4・ディフェンス 過去も今もかわらず、ディフェンスはNBAで重要である。 サンアントニオ、デトロイトがそれを物語っている。 インディアナは攻撃力よりも優れたディフェンスで勝負する チームである。 インディアナは昨年アーテストなしでリーグ5位の失点数字 を出した。