○最高の状態 ベンダーはあなたの痛みを感じている。 毎年期待を裏切り、ファンのからかいや失望に ベンダーがいらいらしなかったはずがない。 ベンダーがプレーしたくなかった訳でない。 終わりなく続くリハビリに苦しまなかったはず がない。 しかし、この夏、とうとう違う夏がやってきた。 膝の痛みが常に彼を襲っていたが、とうとう 練習だけでなく、コンスタントにプレーできる 状況が生まれた。 01−02シーズン以来、ひさびさにコンスタ ントにプレーできるベンダーが見られるかも しれない。 ☆ベンダー 「いいスタートが切られそうな予感がする」 「いつももがいていた」 「いつもどん底でこれ以上悪くなることはきっと ないと思うぐらいどん底にいた」 「本当に辛く苦しい日々だった」 「プレーしたくてもできないし、医者も同じこと をいうだけだし、みんなもどうしようもないって 感じで・・」 「とにかくこの状況から抜け出して、一生懸命 プレーして、チームに貢献したいって思いつづ けてきた」 そしてベンダーはすぐに調子がいいことを印象 づけた。 ☆ジャクソン 「ジョナサンは素晴らしいね」 「きっとこのチームの重要な選手になるよ」 「彼の姿を見てると、本当に以前のジョナサンか って疑問に思えてくるほどさ」 もう高校時代のベンダーはあまり記憶にない。 もう24歳の6年目の選手である。 しかしここ3年172試合に欠場した。 左膝を壊し、手術。 治ったと思えば、右足に痛みが発生。 そしてさらに膝を痛め、3年が過ぎた。 しかしオフのセラピーで今期はやれると理学療法 士のダン・ディレクのお墨付きをもらった。 ☆オニール 「彼はかなりいい状態に見える」 「彼は本当に身体能力溢れる選手だし、非常に エネルギッシュである」 「彼はずっと怪我に苦しんでいたけど、とうとう それを乗り越えたように思えるよ」 ベンダーはハリケーン、カトリーナにも巻き込ま れた。 家族は無事だったが、被害は受けた。 インディアナポリスでチャリティー活動をし、 故郷のためにトラック3台に必需品を積み、 運んだ。 ベンダーは最初のキャンプ2日で問題なくメニ ューをこなした。 過去数年で最高の内容である。 ☆カーライル 「まず怪我がないことを一番気にしている」 「しばらく痛みもないみたいだし、このまま彼が 使えるのであれば、きっとチームに貢献してくれ るだろう」 もし彼がこのままでいければ、インディアナの 新しい戦力になりそうである。 身体能力ある7フッターでしかも3Pも打てる。 ポストアップ、ブロックショット、そして様々 なポジションをこなせるユーティリティー選手は 相手マッチアップの脅威になるだろう。 ☆ベンダー 「そうなるといいね」 「でもまずはコートに出て、チームに貢献する ことが大事」 「その上でそうなればいいね」