○ウォーカー、復活への試み サマキ・ウォーカーはチャンピオンリングと 多くのNBA経験を持った選手である。 今、インディアナでロースター枠を勝ち取るため 過去の実績にこだわることなく、奮闘中である。 現在29歳、過去2シーズンはまったくの期待 外れのシーズンを送ってしまった。 ウォーカーはもう一度NBAで活躍しようと 真剣に戦っている。 ☆ウォーカー 「ここ数シーズン怪我もあって上手くいかなか った」 「一回物事が上手くいかなくなると悪循環に 繋がってしまった」 「もう1度本来の自分を取り戻したいし、取り 戻していかなくちゃいけない」 「この夏にもう1度頑張る気持ちを高めてきた んだ」 「自分がどんなキャリアの終え方をするかを 考えたんだ」 「いい感じで終わるのか、それとも段々と忘れ さられていくような感じでいいのかって」 「とにかくバスケがしたいって思った」 「今、チャンスをもらっていることを大変嬉しく 思うし、今の状況にもなんの不満もない」 ウォーカーはロースター争いをする4人のFA 選手の1人である。 デイモン・ブラウン、ジミー・ハンター、 デスモンド・ファーマーの3人がライバルで ある。 ☆カーライル 「NBAのトレーニングキャンプに参加できる のは大きなチャンスである」 「我々はキャンプでよりチームの層を厚くしよう と考えている」 「今のこのチームにおいて、4人は最高の選手達 を召集できていると思っている」 「誰もがNBAに値する選手だね」 「最終決定は3週間程度で行わなければならない」 しかしどうなるかは私もまだわからない」 「みんな堅実ないい選手であるからね」 ウォーカーはサイズ、経験の面でかなりリード しているように思える。 特に今のインディアナはインサイドに怪我人を 抱えている点からも有利である。 ただインディアナのロースター枠を埋められる 選手は1人であることをウォーカーは十分に理解 している。 ☆ウォーカー 「まだチームに加入する機会を与えられているに 過ぎない」 「インディアナはマイアミやデトロイトに勝つ ためのビックマンを欲しがっている」 「優勝を狙うチームだし、優秀な選手達のちょっ とした穴を俺が埋めていけたらと思う」 ウォーカーのベストシーズンは00−01年 シーズンの平均24分7点7Rでレイカーズの 優勝に貢献した年だ。 他にリングを持っているインディアナの選手は ステファン・ジャクソンだけである。 今のNBAの波に飲まれそうな状況から立ち直る ために、彼はなんとかもう一度自分の枠を獲得 したい。 ☆カーライル 「サマキは本当にいい選手だし、プロ選手で あることを十分にみせてくれている」 「なにもいわないが、一生懸命戦っている」 「リバウンド能力も高いし、ゲームというものを よく理解している」 「彼はジャーメインとマッチアップ経験もあるか ら、ジャーメインの成長に貢献できるんではない かとも思う」 皮肉にもウォーカーは1996年にジャーメイン の8つ前の9位指名でダラス入りしている。 ジャーメインは17位指名でポートランドに 加入した。 色々な理由があってウォーカーは自分の望むよ うなキャリアを過ごせていないが、オニールは いまやオールスター選手である。 ☆ウォーカー 「時々、事が上手く運んで、それで満足して しまう人たちがいる」 「今思えば、俺はそんな人間の1人だったのかも しれない」 「9位指名を受けて、みんなが俺がほっといても やれると思っていた」 「そして俺もなにも求めることをしなかった」 「自分がしっかりやれるまで頑張るべきだった んだが・・・」 今の彼はその言葉を証明している。 毎日、一日中コートで練習を重ねる。 全体練習が終わっても個人練習を重ねている。 インディアナの選手になれるかどうかは別にして 彼はもう一度NBAでの仕事場を得るためのあ らゆる努力をしている。