彼は代役といわれているが、今までの選手よりもより素早い選手であり、 よりよいディフェンダーである。 今までの選手ほどシュート力に長けてはいないが、しかし彼の方が守り 難い時もあるだろう。 昨シーズンのボストンとのプレーオフ1stラウンドにおいて、ジャクソン はレジーと違ったオフェンススタイルとより厳しいディフェンスでチームの 勝利に貢献した。 レジーと同じぐらい自信に満ちた選手であるが、彼はレジーミラーではない。 ☆ジャクソン 「もしレジーミラーという選手を知っている人がいれば、みんな理解している ことがある」 「彼にとって代わることはできないと」 「俺はインディアナのSGのスターターとしてレジーの代わりをするなんて できないと理解している」 「俺がやるべきことは俺の仕事をして、彼の穴を少しでも埋めることである」 ジャクソンはミラーがスターターであるがゆえにベンチスタートになることを 理解してインディアナに昨年加入した。 ミラーとともに出場する時はSFとしてプレーしたが、ジャクソンの本職とは いえなかった。 ミラーがいなくなったが、ジャクソンは彼の影から逃げることはできない。 ☆ジャクソン 「レジーが引退するだろうということは理解していた」 「俺はこのチームをまとめ、チームを一つの大きなファミリーにするのが 仕事だと思っている」 ジャクソンは昨シーズンしばしばミラーの試合前の儀式ともいえる試合の3時間前に 来て、一人でシュート練習し、そして試合前に相手のゲームをビデオで確認していると ジョークを飛ばしていたりした。 ☆ジャクソン 「全部は覚えていないけど、レジーは色々なことをしていたよ」 「覚えているのはテーブルに座って、なんかブツクサいってたりしてた」 「レジーのロッカーは今誰も使用していない」 「リングを獲得した時にみんなでそのテーブルにリングを置くためにね」 ミラーのように、ジャクソンは勝利に執着がある。 日曜日のファンジャムの練習試合でも自分のフ ァールコールに対して、異議を唱えた。 しかし時々、その闘争心が悪い方向に出ることが ある。 11月の事件しかり、そして2月にはオフィシ ャルを罵って、サスペンドを受けている。 ボストンとのプレーオフにおいて、みんなが 俺のせいにするという発言などもしたりして しまった。 ☆オニール 「思うに、インディアナはとても感情的なチーム なんだ」 「上手くそれをみんなで制御していかなくては いけない」 「みんなが勝利に執着しているが故に、一線を 越えてしまうことがあるからね」 ジャクソンはこういう。 ☆ジャクソン 「とにかく自分自身を抑えている」 「勝つためにインディアナは俺を獲得したんだ から、俺がチームを傷つけるようなことはしたく ないんだ」 「上手く感情をコントロールして、テクニカル ファールを受けないよう、そして勝利を得たい」 カーライルはこういう。 ☆カーライル 「彼はリングを獲得した経験があるので、その コメントに信頼がおける」 怪我とサスペンドにより、ジャクソンは昨シー ズンの大半をSFとしてプレーした。 本職のSGに戻ることで相手とのミスマッチを 解消できるだろう。 ☆カーライル 「彼は本当にシュートが上手いし、ポストもできるいうことを見せてくれた」 「守備面においても、身長もあるし、動きもいい ので、チームにおいて大きな強みになる」 インディアナはレジーの通算2560本の3P の能力を失うことになるが、ジャクソンとの 交代により、より素早い、より身体能力型の チームに代わるだろう。 ☆ジャクソン 「新しいスタイルのバスケの始まりになると 思う」 「我々もそれを待ち望んでいたし、そのチームの 一員になれることをうれしく思う」 「レジーがいないのは残念だけどね」 「これから新しい時代の幕開けになると思う」