○後釜 彼は5年で4チームを渡り歩いた渡り鳥である。 1997年に43位指名でフェニックスに指名 されるも2000年にニュージャージーと契約 を結んで初めてNBA入りした苦労人である。 2003年にサンアントニオでチャンピオン シップを獲得し、その後アトランタで活躍し、 インディアナにハリントンとトレードで加入 した。 彼は真のチームプレーヤーといえる代表格である。 ただあの乱闘事件やテクニカルファールなど、 バスケ選手のお手本とはいえない面もある。 ジャクソンはAP通信を通して、「叫びたい ほど嬉しい」と復帰について語っていた。 ミラー引退時も惜しみない賞賛を送る色々な 面を持った選手である。 そんなジャクソンがレジーの穴を埋める係りに なるだろう。 ジャクソンはミラーについてこう語る。 ☆ジャクソン 「俺がミラーとマッチアップした時はなにも いわないようにしたよ」 「だって、彼が怒ると何本も3Pを決めてくる からね」 ジャクソンは来年のプレーオフでNBAタイトル を獲得したら、ミラーに個人的にリングを送り たいともコメントしている。 ジャクソンのデトロイトでの失敗は個人的に許 せないものがある。 しかし、あの裁定はないと思うが。 ジャクソンは復帰後、キャリアハイの活躍で チームをプレーオフに導いた。 ジャクソンのインディアナにおける存在の大きさ はスタッツだけで測れるものではない。 ジャクソンの加入により、カーライルはより 柔軟なラインナップを作れるだろう。 SGとSFができ、攻守に貢献できる選手である。 攻撃面ではインサイドアウトサイドで攻撃ができ 、これからのインディアナの重要な得点源になる だろう。 ミラーがいなくなり、ジャクソンは外からの一番 の脅威になるし、インディアナに数少ないイン サイドに切れ込んでのアタックができる選手と してプレーすることになる。 去年の11月まではアーテスト、ジャーメイン 中心のチームだったかもしれないが、アーテスト とジャーメインも彼の存在を必要としている。 優れた3選手を抱えることになるインディアナに おいて、レジーというリーダーシップの穴を埋め るのは3人の共同作業になるはずだ。 また彼ら3人が集中し、貢献できれば、インデ ィアナの強さは想像できないほどである。 そうなればきっとデトロイトも倒せるだろうし、 インディアナ史上初のリングを獲得できるだろう。