○素晴らしい第一印象 ダニー・グレンジャーにいい印象を感じるのに時間はそんなに必要なかった。 すでにアーテストは彼を未来のオールスターと 評し、カーライルは2つのポジションで彼を 使用することを表明している。 5位指名候補とまでいわれたが、なぜか17位 指名まで落ちた。 ☆アーテスト 「いつか彼はオールスターになるだろう」 「そして未来のスターターでもある」 「俺をリザーブに追いやる選手がいるとしたら それは彼だろうね」 「ピペンのような選手だよ」 「きっといい年を迎えられると思う」 「若いし、本当に賢い選手だ」 「俺の同じ歳の時よりも全然いいよ」 グレンジャーが活躍するのになんの疑問もない。 彼の努力を見ていれば納得がいく。 トンでもないダンクをする訳でもないし、 強力なリバウンダーでもない。 しかし、彼はコーチが求めるバスケをチームに 供給できる。 優れた判断能力を持ち、パスを出すべき時に パスを出し、シュートを打つべき時にシュート を打てる。 ☆カーライル 「グレンジャーは成熟しすぎて怖いぐらいの 選手だよ」 「能力も高いし、ベテランのような状況判断 力がある」 「ルーキーとは思えない」 「彼にはSFとPFの二つのポジションを期待 している」 「もちろん彼にとって容易いことではないだ ろうが」 「しかし彼のバスケットIQを持ってすれば きっと上手く対応してくれるだろう」 「彼は今年のウチの重要なキーパーソンになる だろうね」 捻挫でプレシーズンの初戦こそ欠場したが、 捻挫はたいしたことなく、次の試合は出られ そうだ。 一部のファンはファンジャムで彼の能力を既 に堪能している。 チーム1の10得点。 ひょっとするととんでもないルーキーなのかと 期待させる内容だった。 ☆グレンジャー 「いいプレーができたと思う」 「まだNBAのスタイルやスピードに慣れて いる段階ではあるけどね」 「ただもし出場すればいいプレーができるとは 思っているよ」 インディアナのフロントコートのローテーシ ョンは非常に分厚い。 しかし巧みな能力と判断力、そして攻守に貢献 できる能力は彼の出場時間を与えるだろう。 ☆グレンジャー 「もしオールスターになれるとしたら、毎日 ロン(アーテスト)と1対1をやっている おかげだろう」 「ロンはオールスター選手であるし、オール スターがどういう場所であるか知っているので もし本当なら、素晴らしい賛辞だね」 グレンジャーのプレーを見れば、見るほど、 アーテストの意見が彼1人の意見でないことは 感じることができるだろう。