○改心 サマキ・ウォーカーは、あらゆるものを所有 していた。 名声、財産、そして才能。 そして10年たった今、チームになんとか 残るために戦う渡り鳥として扱われている。 ウォーカーはインディアナの最後のロースター 枠を獲得しようとしている。 ウォーカーはみんなが自分がロースター争い に参加していることを疑問に思っていること を理解している。 ☆ウォーカー 「いまの立場にいることは自分の責任である ことは理解しているよ」 「誰のせいでもない」 「俺が成熟してなかっただけだ」 1996年の9位指名でアイバーソンやアレン そしてジャーメインよりも高い順位で指名され た。 6−9のフォワードは才能を開花させたとは いえない成績が今まで残る。 彼のベストシーズンは平均7点7R近くを マークした01−02シーズン、レイカーズ がチャンピオンシップを取ったときである。 なぜ彼が水準以下のプレーヤーになったか? それは富と名声がそうさせてしまった。 ウォーカーは2年次にルイスビル大学を離れる 時にNBAでプレーする準備ができてなかった。 体を強化することよりもパーティーに参加する ことにより強い興味を示してしまった。 ☆ウォーカー 「傲慢だったつもりはなかったが、ロッタリー ピックで指名されて・・・」 「俺はブラブラして毎日パーティーに明け暮 れた」 「そしていつしかバスケのことよりも毎日の 遊びやパーティーの方が大事になっていた」 「いままでバスケに明け暮れていてそういった 経験がなかったから、どんどん回りのみんな に流されていってしまった自分がいた」 ウォーカーは自分の話を聞いて、同じような 道を歩む人が出ないよう望むため、自分の 過ちを公然と語る。 ☆ウォーカー 「まぁ、運良くNBAにいられたが、もっと 高いレベルでプレーできたかもしれない」 「過去にも俺と同じような理由で自分の可能性 を出すことなくキャリアを終えた選手もいたと 思う」 「そういった人々のことに関心がなかった」 「もし俺がこういったことを話すことで、そう いう運命をたどる選手が少なくなれば、幸い に思う」 ビックマンの不在は、インディアナのロース ター争いにおいて、ウォーカーに有利な点を 見出している。 フォスター、ポーラド、ハリソンは怪我で 不在だ。 ☆カーライル 「3人のビッグマンが怪我で不在という事実、 そしてウォーカーがいいプレーをしている点 で、彼がたまたまインディアナでプレーして くれていて、幸運だったといえる」 「ウォーカーは改心しているし、チームを勝利 に導くことに集中してくれている」 「彼はスクリーンやボールのないところでの 動きもできるし、ミドルシュートやポストでの 得点力においても、他の人々が考えている以上 にやれる選手である」 「少なくとも彼がNBAに値する選手である ことはいうまでもないよ」