2004年11月18日の時点でインディアナ ペイサーズはイーストでもっとも優れたチーム であろう。 経験と技術を備えた選手がいて、層も厚い。 今年こそはなにか起こしそうな気配がある。 昨年の乱闘事件以後、インディアナはパッチ ワークでなんとか6シードでプレーオフに 進出した。 3人の主力を奪われながら・・。 今シーズン、彼らは復習に燃えている。 トラブルさえなければリーグのトップ選手の 1人であるアーテストが戻る。 サマーリーグに参加するなど、意欲的に過去の 栄光を取り戻そうとしている。 オニールとジャクソンも昨年の汚名を晴らす 準備はできている。 なんとなくだが、ジャーメインはベストシー ズンを送りそうな気がする。 またジャクソンもトラブルさえなければ、 本来のSGとして貢献できそうだ。 さらにインディアナは2人の優れた選手を オフに獲得した。 ヤシケビシャスとグレンジャーである。 ヤシケビシャスは欧州3連覇、大舞台の経験、 クラッチシューターでもある。 ティンズリーとヤシケビシャスの融合は インディアナの恐るべきPG陣の結成と いえるだろう。 グレンジャーは、すでにNBAでやれると いわれているルーキーの1人である。 不運にも18位まで落ちたし、そんなに驚く べきプレーをする選手でないが、カーライル のローテーションを埋めるだけのことができ る選手である。 堅実なプレー能力は不安定なアーテストや ジャクソンの欠場時やベンダーの怪我が再発 した時に十分にとってかわることができる 選手であろう。 弱点はセンターである。 フォスターは本当にタフで一生懸命な優れた 選手であるが、やはりバックアップ選手として の役割がベストであろう。 ハリソンも・・・悪くはないが大活躍とまで はいかないだろう。 ただオニールにポストでの得点は任せられる し、彼らはリバウンドと守備に貢献すれば 問題がないので、そんなに致命的な欠陥では ないだろう。 カーライルはあの状況でプレーオフにチームを 進出させた。 ぶっちゃげていえば、コーチオブザイヤーを なぜ獲得できなかったという疑問もあるほどの 能力を持っている。 インディアナは恐るべきチームになった。 彼らはリーグトップ20に入る2人の選手、 優れたシューター、やる気に満ちた選手、 そしてロールプレーヤー、さらにはトップ レベルのコーチと2人の即戦力を手に入れた。 このチームと短期決戦を行いたいコーチが いるだろうか? もしいるとすれば、サンダースかスタン・ ヴァンガンディーかポポヴィッチであろう。