○俺をトレードしてくれ 怪我で欠場中のアーテスト・・・ 復帰を望んでいるが、インディアナでの 復帰ではない。 20分のインタビューで、彼は初めて公的 にトレード希望を表明した。 彼の役割についての問題、HCとの関係、 そして自分の過去の問題などを鑑みて、 自分がいないほうがいいという。 ☆アーテスト 「まだ過去の過ちのことで、インディアナ で色々悩まされている」 「他のどこかで新しいスタートを切りた い」 「きっと俺がいない方がインディアナは いいチームになるだろう」 カーライルは以前からリーグ屈指のSF とアーテストのことを評してきた。 カーライルはアーテストを失いたくない とコメントしている。 去年アーテストはあの事件で73試合に 欠場し、チームは低迷した。 もしインディアナがアーテストをトレード すると、昨シーズンの再来もありえる話 である。 ただ逆にイマイチ上手くいっていないシ ーズンを好転させるためにトレードする 可能性もある。 ☆アーテスト 「俺が原因でインディアナに多くの問題が 生じていると思っている」 「トレードの噂があるとしたら、それは 悪いことではない」 「俺がいない方がもっと勝てるだろうか らね」 バードは欧州にスカウト活動で出かけて いるため、コメントはない。 ウォルシュはアーテストの要求に驚きを 示すとともに、チームは次のステップへの 決定を行うだろうとコメントした。 ☆ウォルシュ 「なにも聞いていない」 「いつも顔を合わせているが、なにも聞 いてないよ」 「まぁ、プロの対応を望むよ」 「こんなことしても彼のトレードにとって いいことじゃないだろうしね」 土曜日までアーテストのシーズンは決して 悪いものでなかった。 一生懸命プレーしていたし、審判への文句、オフコートでの仲間とのトラブルもなく積極的に関係を築いていた。 カーライルのシステムとの関係に問題を 抱えていたという。 アーテストはチーム2番のシュート数を 放ち、平均19点をあげている。 しかし、彼は彼のスタイルがチームオフ ェンスに悪影響を与えているとしている。 ☆アーテスト 「俺はボールをよく要求している」 「それは間違っていない」 「ミスマッチのケースが多いからね」 「カーライルは人間としてはいいと思う が、コーチとしては・・・」 「インディアナのことは好きである」 インディアナのオフェンスは大半がカー ライル指揮によるセットオフェンスであ る。 それがアーテストの不満をためる。 過去にも批判をしたことがあった。 練習についても不満を持っている。 もっと厳しい練習が必要だという。 ☆アーテスト 「勘違いしないで欲しいが、素晴らしい コーチであるのは間違いない」 「ただ俺のスタイルとはあまり合わないと 思う」 「もちろん今の未完成の状態で、俺のため に彼が首になって欲しいとも思わない」 元オールスター選手であり、元最優秀守備 選手である彼がオファーを受けるのは容易 であろう。 しかし同様の価値ある選手を獲得できるか はまた別の話である。 NBAのトレードはサラリーキャップを 合わせる必要があるから、1年6.5ミ リオンでアーテストクラスの選手を獲得 するのは容易でない。 アーテストプラスもう1人の選手とかで のトレードしかないだろう。 アーテストに興味を示すチームはどんな チームだろうか・・。 故郷のニューヨーク。 ☆アーテスト 「もし東海岸にいくとして、契約が切れた らニューヨークに戻ることになるだろうね」 「クリーブランドもいいね」 「レブロンの控えならばベンチでもいい よ」 「まぁ完璧を求めるならニューヨークだね」 アーテストはより得点を取れるシステムを 求めている。 2008年に契約が切れたら、それが一 番の理由になりそうである。 ☆アーテスト 「インディアナでは自分のポテンシャルを 最大限に生かせると思わないんだ」 「インディアナに来た時、まず守備面で 貢献したかった」 「攻撃なんてどうでもよかったんだけど、 コービーやマグレイディー、アリーナスや ジャーメインを見ているうちに、もっと そういったプレーをしたいと思うように なった」 「ただ守備をしているのは俺のポテンシ ャルを最大限に生かしているとはいえない」 「スペシャルなウィング選手の1人とし て攻撃面でも活躍したい」 「紛れもなく、俺はそういった選手達と 同じことができると思うんだ」 アーテストは怪我から復帰するまでもう 2、3日かかるという。 しかし、問題は彼がインディアナに戻るか どうかであるだろう。