◎埋められない穴 インディアナにはいまだ埋まらないひとつの大きな穴がある。 リック・スミッツが抜けた大きな穴だ。 去年はこの穴にチームは悩まされた。 今年はサンドフ・フォスター、そして昨日契約を結んだブレゼッチの中から スターティングセンターを選ぶ予定だ。 とはいうものの、前者2人は去年もいた選手で劇的な変化も求められない し、さらにブレゼッチは決してスミッツの穴をいきなり埋められるような選手 でもない。 体の大きさ、そしてローポストでの動きにはまだ学ぶべきものが多い。 しかし、1〜2年しっかり経験をつめば期待しうる選手と、ウォルシュは感じて いる。 ☆ウォルシュ 「今年、彼がドラフトに参加していたら、トップ15の選手だろう」 インディアナは去年1年、彼を地元のリュブヤナで1年間精力的にプレーさせた。 また経験不足であることを考慮して、インディアナのベンチで試合をみるよりも 欧州リーグでプレーするほうが有益と考えたからだ。 ☆ブレゼッチ 「ヨーロッパで1年間プレーしたことは自分にとって多くのプレータイム を得るいい経験になった」 「しかし、もう欧州に戻るつもりはない」 「僕をドラフトしてくれたチームに恩返しがしたいからね」 トレーナーのウォルトンも、ブレゼッチ次第では来期貢献できる力を もっていると感じている。 当然、この3人ではシャキール・オニールはおろか多くのセンターに 苦しめられることになりそうだが、それを頭でうまく対応することをウォ ルトンは考えている。 相手の支配的なインサイドをどう攻略していくか? それへの対応方法をフォスターとサンドフとブレゼッチに詰め込んでいく 予定だ。 ☆ウォルトン 「うちには強力なガード陣が控えている」 「フロントコートをうちがうまく対応できるようになれば、すぐにだって NBAのトップチームの中に戻れることができるはずだ」