○いじくりまわしている場合でない 現在、トレードデッドライン1ヶ月前 そしてロン・アーテストを不出場処分 にしてから42日がたった。 インディアナペイサーズはまずまずの 成績のチームになりさがり、いまや 2つの選択肢が残されている。 再建を始めるか、夏まで待つか? アーテストでガーネットを獲得する ぐらいでないとこのチームはどうにも ならない。 どんなに頑張っても50勝。 どんなに頑張ってもプレーオフ2R 敗退が関の山だ。 なに? バードとウォルシュがあと数週間の 間にアーテストのトレードでどうにか してくれるって? ありえない。 もう全てを壊してしまおう はじめからやりなおそう よくない? そりゃそうだ ベンダーとクローシェアがチーム2、3 のサラリーをもらうこのチーム。 すでに問題はおきている。 ジャーメインはシカゴ戦の敗退の後、 「本当に先が見えない」 「オーナーやウォルシュ、バードらは なにかをするにはプライドが高すぎて なにもできない」 ともらしていた。 「しかし、それは選手次第でもある」 「もしなにもできないならば、このチ ームは夏に入れ替えが必要だと思う」 「そのことをみんなが理解していて 欲しいと思う」 ともいった。 たぶん入れ替えがあるだろう。 でも、ジャーメインがアンタッチャブル と考えるのは愚かな考えである。 一方で、ジャーメインは選手として、 リーダーとして成長過程にあり、 ポストでの相方がいない中でコンス タントにダブルダブルを期待できる 選手であると考えている人も多い。 でも、もしチームが大再建を考えるなら ジャーメインの移籍がまず最初にありき だと思う。 確かにオニールはこのチームで唯一 オールスターでプレーする存在であろ うが。 とにもかくにも23日までに、大改革 をするか、もしくはまた小さなトレード をするかはしなくてはならない。 いま、まだなにも起こっていない。 もし今週なにか起こったとしても カーライルにそれらの選手を知る だけの十分の時間もないだろう。 ☆オニール 「このチームと街を助けてくれるような スーパーマンの登場を待ってられない」 「俺たちの手でなんとかしなくちゃい けないんだ」 素晴らしい考えだし、ロッカールーム でよく聞くプロフェッショナルな考え である。 コーチ陣が選手についての不満を もらしたのを聞いたことはない。 カーライルは2年連続ボロボロの状況 下で指揮をとっている。 ラインナップの度重なる変更はイラだ ちも感じさせる時もあるが、それでも 彼はできる限りチームとして機能させ ようとしている。 選手達もこの奇妙な状況下でも戦おう としている。 ☆クローシェア 「どんな状況でも、できる限りのことを するだけだ」 「去年も同じだしね」 「自分のことをするだけさ」 ちょっとした変更だけなら、このチーム はもうしばらく我慢が必要になるだろう トレードでこのチームがダークホース になれるなら、この状況を維持するのも 悪くないと思う。 でも、そうはならないだろう。 ティンズリーは今まで健康でいつづけた ことがあっただろうか? 彼の腹立たしいばかりのストリート ゲームが進化するのだろうか? しないだろう。 ティンズリーはベースイヤー保障選手 なので、今トレードすれば、半分の 金額の選手とのトレードになるので、 トレードするとすれば、この夏になる だろう。 またジャクソンは今後もインディアナ のSG・SFを任せられる存在だろう か? そうではないだろう。 各ポジションに、ある程度活躍できる 若い選手がこのチームにはいる。 でも、結局インディアナはイースタン カンファレンスでは強豪とみなされる 5割程度の勝率チームである。 チームはスタートを切りなおさなくては ならない。 遅かれ早かれ、彼らはそうしなくては ならないだろう。