物事は回りまわってくる。 ときどき遠回りしてくるが。 ページャは10年前にインディアナの選手になりかけていた。 ウォルシュは19歳のセルビア人に興味を持っていた。 そして今、トレードでインディアナに来た。 ☆ストヤコビッチ 「興奮しているよ」 「今日、インディアナに行くつもりだ」 「素晴らしい選手、コーチとともに新しいスタートを切ること に興奮している」 「かつてインディアナは一生懸命オレを誘ってくれたしね」 ☆ウォルシュ 「メル・ダニエルズと私でワークアウトに誘ったんだ」 「19歳のシュートとは思えなかった」 「メルは私にバード以来こんなシューター見たことないって いってたぐらいだ」 ウォルシュは当時のHCラリー・ブラウンらとの話し合いの結果、 ストヤコビッチの獲得から撤退することにした。 まだ欧州リーグでの契約選手であったこと、そしてその後、 NBAに加入するかどうかもわからなかったため・・・。 インディアナはスミッツの足の手術など、今後のセンター陣に不安 要素があったため、ダンピアーを指名した。 NBA選手の人生はすぐに変わるものである。 たとえ本人がどう考えていても・・・ ストヤコビッチはトレード2日前にずっとサクラメントでプレーする つもりだとコメントしていた。 ☆ストヤコビッチ 「サクラメントサイドはオレをトレードするつもりがないって いってたから・・・」 「でも、オレにとって新しいスタートになるだろう」 「これは私のための再スタートです。」