◎ニューハリントン(byスター紙他) アル・ハリントンは、先シーズンのラストゲーム、対フィラデルフィア、プ レーオフ第4戦に1分もプレーできなかった。 ☆ハリントン 「僕は1分もプレーすることなく、最後のゲームを終えてしまったんだ」 「シーズンを通して怪我することなく、プレーは出来た・・」 「しかし、最後にプレーできなかった」 「それが僕のこの夏の原動力になった」 「2度と、最後のゲームにプレー出来ないなんてないようにね」 ハリントンは、フロリダのスポーツアカデミーで体を絞りに絞った。 そしてより洗練された技術を身につけ、チームに戻ってきた。 ☆ハリントン 「今までにないくらい、タフに体を絞ってきたよ」 ハリントンはウェイトトレ、さらに栄養面にも気をつかい、個人としての スキルを高めた。 ☆ハリントン 「敏捷性や瞬発力を高めるためにソリをひき、水中でダッシュを繰り返 し、さらにパラシュートを背負ってのフットボールグランドでランニングを 繰り返したよ」 「さらに夜9時まで1対1でのシュート練習」 「これでシュートのリズムがついたのが最大の収穫さ」 「これらのトレーニングによってフットワークなどが大きく改善されたよ」 ☆ジョー・アブンサー(スポーツアカデミーのディレクター) 「彼は最後の目的を見失うことなく見続けていたことがよかったんだと 思う」 「インディアナのトレーニングキャンプが始まる時にどういう状況にしなく てはならないかについて、いつも集中していた」 ☆ハリントン 「とにかく、アイザイアが必要とするような選手になることだけに集中し た」 「アイザイアにとにかくこういわせたかったんだ」 「『アル、勝つためには君が必要だ』とね」 アイザイアは常々アルに対して、こう述べていた。 「アルには、リバウンド、そしてチームにエネルギーをそそぎ込んで欲し い」 「しかし、アルが全てのプレーで洗練されるとしたら、チームにとっては 大きなプラスになることは間違いないだろう」 ハリントンは、去年のシーズンにスターターを勤めるなど78試合に出場 した。 しかしプレーオフに入ると3試合で40分プレーしただけで、4試合目には、 出場すら許されなかった。 ☆アイザイア 「アルのレベルよりも、プレーオフメンバー、特にフィラデルフィアのプレー レベルがあまりに高い位置にあった」 「そのために彼にとってのプレーオフの味は苦いものだったかもしれない」 しかしハリントンは、それをバネにシーズンオフの摂生に励み、そのレベル にまで達せるように励んだともいえる。 ☆ハリントン 「今年こそ、ブレイクの年にしたいんだ」 「インディアナのファンだけでなく、アメリカ中に知られる選手になりたい」 「シーズンが始まったら、コーチに『こうしろ、あーしろ』といわれない選手 になりたいんだ」 「去年は背中の手術をし、ほとんど夏の練習は出来なかったけど、体重は 決して多くなかった」 「自分の中ではベストシェイプだと勘違いしていた面もある」 「だからプレーも安定性に欠けたしね」 「でも、今年は本当にベストシェイプだと思う」 「より早くなったし、全てにおいて改善された」 「だから48分間走りつづけられると思うし、プレータイムも多くなってくる はずだよ」 ハリントンの体重、身長は去年とまったくかわらない。 250ポンド、6−9インチだ。 しかし、脂肪分の少ない筋肉質への体に変化したことが十分に伺わせる。 ☆ハリントン 「ファーストフードや、フレンチフライといった油の強い食べ物を控え、さら にクリームパスタの摂取を控えたんだ」 「淡水化物と同じくらいタンパク質を摂取するために、鶏肉を多く摂取した」 「一時は238ポンドまで落ちたけど、そこから筋肉を付け加えたんだ」 またハリントンは、いまだかつてマッチアップしたことのないMJとの対決 を楽しみにしている。 ☆ハリントン 「まだジョーダンと対決したことがない」 「だから早く対決したくてうずうずしているよ」 「どうやらSFとしてプレーするみたいだから、彼を完全に守備で抑え込みた い」 「昔のプレーなんかも知っているし、帰ってきてくれたことは本当に嬉しい」 「でも、新しい時代の到来を見せてあげるつもりだよ」 そしてまた、チームは去年よりも強くなっていることも強調した。 ☆ハリントン 「うちにはNBAファイナルに進めるだけの力が十二分にあるんだ」 「これだけのタレントをそろえているんだから絶対に勝てなくちゃおかしい」 「勝つには、それぞれが自分の役割をこなしていくことだと思うよ」