○厳しいシーズン後の厳しいオフ? アンソニージョンソンがレジーミラーのようなパフォーマンスを示しても インディアナのオフが早々に始まるのを止めることはできなかった。 怪我とケミストリーの無さでチームはプレーオフ初戦で姿を消した。 インディアナファン以外はプレーオフ進出がある種の成功と思っているかも しれないが、2年連続このザマを見せられたインディアナファンの多くは 我慢できない思いで満たされているだろう。 何度となくコンセコのファンからブーイングが飛んでいたのが印象的だった。 ウォルシュとバードのコメントがインディアナが変革を行うという示唆に つながっている。 では、どれくらい変革が行われるのだろうか? まずその一環としてオニールの噂が出た。 バードが昨年レジーの代わりのリーダーであるといったオニールだ。 バードがこれからは彼中心のチーム作りをするといったオニールだ。 とはいえ、ニューヨーク行きなどメディアが作り上げたものが多いが。 ジャーメインの放出は、守備力もなく、外からの得点力もないこのチームには あまりに抜本的過ぎる気がする。 好守に貢献できる彼を放出するよりも、オニール以上に怪我がちなティンズリーと キレやすいステファン・ジャクソンの放出が先にくるだろう。 まぁ、それより先に2つのことを確定するだろう。 1・ドラフト インディアナの動向は17位指名権も絡んでくるだろう。 ビッグマンを取るのか、それともPGを取るのか? 私がバードであったら、ティンズリーと指名権をくっつけて、上位指名を獲得し、 ロイやガイ、マーカス・ウィリアムスを指名するのだが。 2・FA プレーオフのヒザ痛で、周りのチームも疑心を持っているページャ。 ページャのヒザ痛は恒例でもある。 6試合中4試合に欠場した彼の評価は当然低くなったであろう。 優れたピュアシューターだが、リバウンド能力の低い選手である。 もし6−8ミリオンでインディアナに残るなら理想だが、そうでないなら不要で あろう。 フレディーは当初6thマンとして活躍していたが、グレンジャーの活躍、そして 自らの酷い親指の捻挫で大事な契約シーズン後半戦を望む形で終了できなかった。 ベンチから得点を期待できるが、好不調が激しい。 ただ、今年の平均的なFA市場ならば、彼が彼の正当な評価以上のオファーを受けても 不思議ではない。 インディアナは彼に4−5ミリオンで契約できれば最高だろう。 とはいえ、彼に6−7ミリオンを投じるチームがあっても不思議でない。 彼にはそれだけの伸びしろを感じるから。 とにかくステファン・ジャクソンはもっともトレード可能性ある選手である。 あとはウォルシュとバードがどうやってこの不安定なガードを放出するかである。 とはいえ、彼はやる気に満ちた選手である。 負けている試合でも周りを鼓舞できる選手だ。 怪我だらけのチームで、怪我をしていても我慢してプレーしていた。 ただシュートを外した後に審判に文句をいってる時間があったら守備に戻るべき ではあるが。 ジャクソンを放出できるとして、インディアナが獲得できる選手を考えてみる。 ジャクソンで能力あるインサイド、シューターを取れるとは思えない。 そうでないなら、彼を残していても構わないのではないだろうか。 ティンズリーはまた違う話になる。 ルーキー時はエリートPGになると思われた。 リーグ1年目の初っ端にいきなりルーキーオブザマンスを獲得。 それ以来は・・・ 信じられないほど怪我だらけなので、ジャーニーマンであるアンソニー・ジョンソンが インディアナの司令塔になったほどだ。 ジョンソンは大舞台に強いので、すでにインディアナのスターターとして 十分な選手として評価されている。 それ故にティンズリーにふさわしいチームを探す必要があるだろう。 ニックスはたぶんその有力候補である。 アイザイアの好む選手であるし、ティンズリーが健康であれば、素晴らしいパフォーマンス を出せる。 ただ数週間トレーナーの横にいる可能性は否めないが。 とにかくインディアナがティンズリーを放出するのは間違いない。 インディアナが確実に残すのは誰だろうか? グレンジャーだけは確実だ。 グレンジャーを中心のチームを作るかどうかはともかくとして、混乱の05シーズンが 終了し、変化の夏が始まる。