○2巡目指名でいい選手を取れるか? 最高の選手を獲れるだろうか? チームにフィットする選手を獲れるだろうか? ギルベルト・アリーナスとマイケル・レッドといったオールス ター選手は2巡目指名選手であり、どこのチームも同じことを もくろんでいるだろう。 そしてチームが投げかけ続ける二つの疑問が存在する。 ☆ケニー・ウィリアムソン (シャーロットスカウトディレクター) 「2巡目ピックに幻想を抱いていない」 「多くのチームは2巡目で最高の選手を取ろうと考えているとこ もあれば、将来性のある選手を望むチームもある」 「賢い選手を望むチームもあればすぐに貢献できる選手を望むチー ムもある」 「すべてを兼ね備えている選手であればいうまでもないんだけどね」 ここでいう選手はレブロンやウェイドをいっているのではない が、2巡目でもいい選手をみつけることができるとバードはいう。 ☆バード 「スカウトと色々話したが、45位指名についても、1人狙って いる人物がいる」 「2巡目は1巡目に比べて、予想するのは厳しいものがあるけど 、よっぽど誰かが指名を落としてこない限り、大体の予想はつい ている」 「40位台で指名するとき、ほとんどの選手がちゃんと認識して いる選手でなければならない」 「1巡目と違い、保証契約でない選手を指名することになるが、 それでも、保証契約を獲得できうる選手が場合によっていることがあるんだ」 ☆ジョー・アシュ 「ヒューストンにいた頃、我々はカッチーノ・モーブリーを指名 したが、我々は彼がやれると信じて2年契約を提示した」 「同様に複数年契約を獲得できる選手がいるだろう」 「2巡目でもきっとそういった選手を獲得できるだろう」 アリーナス、レッド、ルイス、ジノビリは1998年の2巡目指名選手である。 またポイントとして、すでに安定しているポジションの選手を指名しないことも 一つのカギだという。 ☆アシュ 「その時点でその選手が一番優れた選手であるからといって、指名権を無駄にする のはいかがかと思う」 「そのポジションが飽和状態ならその選手もロースターに入るチャンスを失い、 チームも埋めるべきポジションが埋まらなくなる」 フレッド・ホイバーグはチャンスを得ることについての意味を知っている。 95年のバンクーバーのエキスパンションドラフトでインディアナはバイロン・ スコットを失い、ベンチからの得点力を必要としていた。 インディアナは52位指名で3Pシューターとしてホイバーグを指名した。 ☆ホイバーグ 「ウォルシュからバイロンスコットがいなくなったからチャンスがあるよって いわれた」 「そしてオレに期待しているっていわれたので、ポジションを取ってやろうと 思ったんだ」 また選手達は指名されてから2年間は海外でプレーすることも可能である。 昨年の2巡目ピック、エラゼム・ローベックは海外でプレーしている1人だ。 またNBADLという下部組織があり、選手がベンチに座って見ているだけに ならないように、そこでプレーさせることも可能だ。 ☆アシュ 「2巡目をどう使うかは色々なやり方があると思う」 「多くの2巡目選手は、ロースターを埋められる選手である」 「決して無駄な指名権ではない」 「大抵はちょっとした仕事をこなす選手であることが多いが、上手くいけば、 その指名権が化けることもあるだろう」