それが起きた年、そして最終成績なんて無関係だ。 ジェイムス・ホワイトは何といわれたか、誰にそれを いわれたかを覚えている。 当時シンシナティー大3年、ルイスヴィル大学フリーダム ホールでアウトオブバウンズの付近に立っていたときを 思い出す。 昨年の1巡目指名であるフランシスコ・ガルシアがこういった。 ☆ホワイト 「審判が彼にボールを手渡し、レフリーに一瞥して、こういった んだ」 「コイツは素晴らしいディフェンダーだって」 「今まで対戦した中で最高のディフェンダーだって」 「気持ちよかったよ」 「以前にボコボコにやられていたんだけど、オレは対戦した2度 とも彼を封じていた」 「そういうコメントをもらえれば、ディフェンダー冥利につきるね」 「オレは相手のエースを封じることを誇りに思っているんだ」 ホワイトは相手がどんなポジションだろうが関係ない。 SF、SG、PGでさえも彼は止められる。 ホワイトはやる気と守備ではすぐにやれる自信がある。 ホワイトは再度イーストのコンテンダーを目指すインディアナに とって必要な選手になるかもしれない。 2人とも堅実で、身体能力があり、色々なポジションをできる ディフェンダーでもあるからだ。 ☆アンディー・ケネディー(シンシナティーコーチ) 「彼はワールドクラスのアスリートだ」 「走る能力と飛ぶ力は最高クラスだよ」 「色々な相手と対峙できるし、大抵の相手にはいい守備ができる んだ」 「ウチはいつも相手のエースに彼をつけていた」 ホワイトは当初1巡目ともいわれていた。 ワシントンDCの自宅でドラフトを見ながら、スターンが彼の 名前を呼ぶのを待っていた。 しかし、彼の名は31番目のポートランドの指名まで呼ばれず、 2巡目の指名だった。 ホワイトがもしもあと1つでも早く指名されていれば、保証契約 を手に入れていたのだが・・・ 2巡目指名は保証契約がない。 ☆ホワイト 「お金は落ちるとこに落ちるんだ」 「より頑張らなくちゃいけないね」 「どちらにしろ、頑張るつもりだったけどね」 「1巡だろうが、2巡だろうが、チームにはいってから、 長くプレーするために頑張るつもりだった」 ホワイトのやる気はインディアナを心配させないだろう。 ホワイトは厳格者ボブ・ハギンズの下でプレーしてきた。 ホワイトはフロリダで1年プレーした後、ハギンズのプレースタイル が自分に合うと信じてシンシナティーに編入してきたのだ。 3シーズンで93試合中85試合でスタートを勤めた。 ☆ホワイト 「最初は怒られるのに慣れるのが大変なんだ」 「でも、彼は選手を愛してくれている」 「彼のいうとおりにやれば、選手のために彼はいつも考えてくれる」 ホワイトは2年生の時、3年生の時にPGとしてプレーしていたが、 スコアラーのメンタリティーをつけるためにSGもやらせた。 ホワイトはシンシナティー大を平均16点、FT84パーセントと いう数字でチームを引っ張った。 4試合以外全て2桁得点をあげていた。 ☆ケネディー 「みんなに愛される選手だと思うよ」 「多くのチームがドラフトの時に彼について聞いてきた」 「私は彼のプレースタイルなど本当に本当にいいプロ選手になると 思っている」