マーキース・ダニエルズはいい時も悪い時も経験している。 このトレードが、自分をインディアナでコーチのゲームプランに 合う選手になれればしてくれるだろうと思っている。 ☆ダニエルズ 「新しい環境になることを幸せに思うよ」 ダニエルズのダラスでの3年間は盛りだくさんだった。 ドラフトされずにダラスに加入し、ドン・ネルソン体制からセンセー ションを巻き起こし、そして今のエイブリー・ジョンソン体制で、 彼はあまり貢献できなかった。 彼はカーライルの下で新しいスタートを切れることを期待している。 まだどんな役割をするかはわからないが。 確かなことは、バードの強調する身体能力と順応性を持った選手で あるということだ。 SGもSFもでき、なにか特別なものを持っている訳ではないが、 あらゆることに堪能な選手である。 ネルソン時代にはそれが彼をいい方に導いたが、スペシャリスト を望むジョンの時には悪い方に導いた。 ☆ダニエルズ 「全く違っていた」 「ネルソンはオレを3つのポジションで使用し、ジョンソンは逆に オレをそういった方法で使ってくれなかった」 「本当に辛かった」 トレードは12日の水曜日にオフィシャルに発表される。 それまでチームはトレードについてのコメントを一切発表できない。 ダラスモーニングニュースの世論調査は1897人のダラスファンの ウチの53パーセントがノーを示した。 一方でインディアナファンも同じである。 高額長期契約の期待に応えられなかったが、彼はプロフェッショナル な態度でチームの尊敬された選手の1人であった。 ☆グレンジャー 「オレはクローシェアが大好きだった」 「でも、NBAはビジネスだし、(クローシェアがいなくなっても) チームは頑張っていかなくてはならない」 ダニエルズはスターターとして61試合に出場したが、そういった チャンスには活躍してみせている。 ルーキーの時にナッシュの代わりで出た時は14点9A9R。 SGでスターターの時は平均21点6R5A。 ジョシュ・ハワードのリザーブとしてプレーした時は平均17点 の51パーセントのFGパーセントを誇っている。 ダニエルズはインサイドに切れ込んでシュートも打てるし、ポスト アップもできるが、ただ3Pのシュート率は2割4分とよくない。 ダニエルズはまた怪我と病気にこの2年苦しんだ。 2年目に捻挫で15試合を欠場し、その後に7試合盲腸の手術で 欠場。 今シーズンは、カート・トーマスの激しい腕が飛んできて首の 捻挫で休んだ。 怪我とともにどんどん扱いは悪くなっていく。 やる気は高い方の選手だが、スムーズで優雅なスタイルのプレーっぷり に悪い印象を与えられることがある。 ジョンソンはマイアミとのファイナルにおいてたった2試合6分しか プレーできなかったが、最終戦で18分で12点の活躍だった。 しかしジョンソンHCは 「ダニエルズは望んでいるようなアグレッシブさを出してくれない」 といっていた。 彼が妻と娘とインディアナポリスに引っ越した時、状況が一変し、 いい方向になることを望んでいる。 ☆ダニエルズ 「新しい機会だし、オレはこの状況をフルにいかしたい」 「一生懸命やって、貢献したいんだ」