○NBAのドアをノックする ジミー・スナップ・ハンターがマイナーリーグレベルでやること は他にほとんどないだろう。 4つのマイナーリーグ、そしてイタリアリーグでプレー経験を持つ。 そしてただプレーしてただけでなく、CBAでの3シーズン全てで 平均20点以上の大活躍。 しかし、彼より活躍していない周りの選手がNBAに加入して 行く中、彼はNBAでプレーできないでいる。 2004年のオーランド、そしてクリーブランドのキャンプに 参加したが・・・ 現在28歳、ハンターのポジションはかなり厳しいものがある。 ぶっちゃげれば、間違った選択なのかもしれないが・・・ ☆ハンター 「NBAに入れるチャンスをもらえるだけでも、神に感謝し なくてはいけない」 「昨年もカットされたけど、多くのことを学べたし、俺の成長に つながったと思う」 「たくさんのチームも俺を見てくれたし」 「運良くまた、昨年で慣れているインディアナに戻れることが できた」 「またこういったチャンスをくれることに本当に感謝してい るよ」 「このチャンスを生かして、今年こそ拾われたいね」 ハンターは昨年決して悪かった訳ではない。 サマーリーグのプレーが認められ、トレーニングキャンプにも 呼ばれ、プレシーズンマッチにも出場し、ニュージャージー 戦で18分で17点を奪う活躍をみせたが、彼のためのスポッ トは存在しなかった。 状況は彼にとって好転はしている。 昨年、チームは4人のPGをすでに抱えていた。 ティンズリー、ジョンソン、ヤシケビシャス、ギル・・・。 デイモン・ブラウンとともに最後の最後でカットされた。 ☆パーソン 「昨年、我々のロースターには多くの選手がいたために、スナ ップにはチャンスがなかった」 「今年はアップテンポオフェンスを考えているし、チームはより スピーディーなプレーを目指している」 「思うに、スナップは我々の目指すプレーにフィットすると思う」 「もしかするとスナップも食い込めるかもしれない」 「去年もあと少しのとこまで来ていたしね」 「残念ながら我々には4人のPGがいたのだが」 インディアナにはティンズリージョンソン、ヤシケビシャスの 3人がまだ残っており、さらにPGもできるマーキス・ダニエル ズを獲得した。 もしかしたら、ハンターはついに正しい場所に来たのかもしれない。 ☆ハンター 「インディアナがロースターを変えようとしているのは感じる」 「インディアナはいつも素晴らしい目を持っている」 「もしチームを助けられると判断すれば、彼らはチャンスを与えようと してくれるんだ」 ハンターは得点力があるのはみな知っていることだ。 ただ他の面を洗練する必要がある。 CBAのコーチ、ジャーレン・ジャクソンはNBAスカウトが見る必要 がある彼の試合の要素を強化した。 PGとしてチームを動かす能力、判断力、ボールのないところでの動き・・ ジャーメイン・オニールからもカットされた後も励ましの電話をもらっている。 ☆ハンター 「HCジャクソン(元NBA選手)はNBAの人々が俺にどんなことをPGとして 求めているかを教えてくれる」 「運良くいいチームにめぐり合い、いい数字を残すことができた」 「得点力は知られているけど、俺は他の面も1年を通して成長させたと思う」 「守備能力も強化したしね」 「サマーリーグ、そしてプレシーズンでやれるだけ成熟したと思ってる」 「NBAのドアをノックしつづければ・・・」 そのドアは広く開いていないかもしれない。 しかし、チャンスはある。 この夏が、彼の第一歩となるだろう。