すでに知られていたが、とうとう公式発表された。 オースチン・クローシェアがトレードでダラスに移籍した。 インディアナはより身体能力の高い選手を獲得することにはなり、 そしてクローシェアの巨額な契約をとうとう無くすことに成功した。 が、インディアナは昨年問題の起きたロッカールームでの貴重な 存在を失ったことになる。 オフの目的がチームのケミストリーを変えることであれば、クロー シェアはトレードすべき選手であろうか? アイザイア体制時にプレータイムをほとんど失っても文句一ついわず、 そして昨年もチームがボロボロの中で奮闘した1人である。 もしインディアナがフォスターやジョンソンといった堅実な市民を 放出したら、チームはウォームアップジャケットとして拘束具を 必要とするかもしれない。 (みんな試合に出たがるから) ☆クローシェア 「いつも走っていた道を通らないことを想像するのは難しいね」 「9年間いつも同じ道を通ってたからね」 長年所属していたチームを離れる現実を受け入れるのは非常に難しい だろう。 すくなくとも2日間は震えが止まらなかったという。 ☆クローシェア 「でも、理解していることだし、受け入れているよ」 ぶっちゃげれば、クローシェアは2000年のファイナルでみせたよう なポテンシャルは全く発揮しなかった。 インディアナはクローシェアに明らかに価値以上の金額を払っていた。 スターのような金額をもらっていたが、堅実なプロ以外の何者でも なかった。 とはいえ、いつも、いつでもいい選手の1人であった。 インディアナの主力にはなれなかったが、今日のチームが失っている プロフェッショナルさを持った選手であった。 そして彼は彼がいなくなってもチームのケミストリーが崩壊したまま であるとは思っていない。 ケミストリーは重要だが、ロッカールームのガンともいわれた3人 (ウォーカー、ペイトン、Jウィリアムス)を擁して優勝したチーム もあった。 ☆クローシェア 「みんなが健康な状態でいれば、きっと上手くいくよ」 「去年は例外だったのさ」 またインディアナはファイナル進出選手の全てを失ったことに なる。 この7年でなにか劇的に変化したとはいいがたい、 ただタイトルコンテンダーから・・・ ☆クローシェア 「オレの最初の3年(カンファレンスファイナル2回とファイナル) とその後の3年(プレーオフ初戦敗退)でいえることだが、最初の 3年は全てが本当に上手くいっていた」 「素晴らしいチームケミストリーっていうのは、みんなが同じことを 考え、役割を受け入れ、そしてみんなでちょっとずつこなし、不平を いわない」 「当時は、思うにどこのチームにもそんなものがあったが、ただ インディアナにタレントがそろっていた」 「思い返してみれば、当時がどんなに特別なグループだったかと 思うよ」 代わりのダニエルズの獲得により、安い金額でクローシェアの成績以上 のプラスを得るだろう。 インディアナのバックコートはまだ決定していないが、ダニエルズには 重要な役割を担ってもらうことになりそうだ。 とはいえ、クローシェアがチームに与えたリーダーシップなどを彼に 期待はできないだろう。 ダニエルズの獲得はロッタリーチームにならないためであるなら、 多くの必要なものをプラスするいい補強である。 でも、きっとクローシェアの不在は想像以上に淋しく思う時がある だろう。