リック・カーライルはオーランドにいってサマーリーグの スーパーバイザーとして参加していた。 しかし、予想外の副産物だったのは、地元オーランド出身のマーキス・ ダニエルズについての新たな情報だった。 ☆カーライル 「多くの人々が彼について素晴らしいことを色々教えてくれた」 「3分の1はピュアPGであるというし、また3分の1は大型SG というし、残りの人達は素晴らしいSFであるといっていた」 「たぶんなんでもできるのだろう」 昨シーズン、エイブリー・ジョンソンHCに嫌われるまで、ダラス では3つのポジションをこなしていた。 そのおかげで、インディアナに来たのではあるが。 ☆ダニエルズ 「トレードにはちょっと驚いたけど、プレータイムも減り始めていた し、ダラスはノヴィツキーのバックアップシューターを捜していたの を知っていたからね」 「今回のトレードはオレが求めている新たなチャンスだと思う」 「インディアナに来たのは新しいことをする新たなスタートである と思う」 ダラスは昨年NBAファイナルに進出したが、ダニエルズのプレー タイムは多くなかった。 シーズンであってもジョンソンはネルソンほど彼を使おうとしな かった。 若い選手にとっては辛い状況だったが、彼が不満をいうことはなか った。 ☆ダニエルズ 「もちろんフラストレーションはあったよ」 「プレーしたかったけど、仲間のサポートもしなければいけない」 「一つのいい経験だったと思う」 「我慢して、自分のチャンスをまたなくてはいけない時もあるんだ」 25歳のダニエルズはインディアナが求めるサイズがあって、身体能力 があって、複数のポジションができる選手である。 ☆カーライル 「イーストでは、技術、サイズ、身体能力が求められる」 「レブロンのような選手に対峙できる選手が必要だ」 「いまやマーキスがいるし、グレンジャーがいるし、ジャクソンが いるし、そしてホワイトやウィリアムスといったそういった選手達が 今のインディアナにはいる」 ☆バード 「複数のポジションをできる選手をいつも捜していた」 「マーキスは3つのポジションができ、そしてボールハンドニングが 非常にいい」 「ボールのないところでの動きなども非常に理解している」 「3つのポジションをこなせれば、チャンスは広がるだろう」 「勤勉な選手だし、周りのことを助けられる選手でもある」 「こんな選手を我々は捜していたのだ」 そしてインディアナはマーキスに今まで長年の課題であったアウト サイドでの守備にも期待している。 もちろん攻撃のテンポアップもそうだが ☆カーライル 「得点を取れるだけの選手のためにトレードをしたくはない」 「ファイナルを見ていて、2つのチームは本当によく走るし、守備も よかった」 「NBAにおいては色々な要素がとても重要であるが、身体能力と多才 さはNBAにおいて、本当に本当に重要な要素であると思う」 「勝つバスケだけでなく、見ていて面白いバスケをしたい」 「そして守備においても妥協はしたくない」 「早いプレーをし、そして一生懸命プレーし、かつ相手を止めていき たい」