インディアナポリスに風が吹いている。 変革の風がインディアナの多くの選手を吹き飛ばしている。 このチームは18年間同じスタートSGが務めていた。 多くのファンもわかっていたが、夏が始まると同時にインディアナのロースターの 改革がはじまった。 ドラフト、トレード、FA市場、ここ数ヶ月でインディアナ史上もっともロースターチェ ンジをしたであろう。 インディアナが最後に大幅なロースターチェンジをしたといえば、2000年のオフである。 しかし、当時はファイナル進出後の止むをえなくの変更であり、今回の数年の失望による ロースターチェンジとは趣を異にする。 当時、スミッツの引退、ジャクソンがFAになり、デイル・デイビスがトレードされた。 さらにはアイザイアがHCになった。 6年で、インディアナは4つのトレードを敢行した。 シーズンあたり1つのトレードにも満たない量である。 しかし、バードとウォルシュはとうとう大幅な変更を行うこととなる。 ドラフトの夜、インディアナは将来有望な若手スウィングマンショーン・ウィリアムスを 獲得し、さらに2巡目指名権などを使って、ジェイムス・ホワイトを獲得した。 1週間も経たないうちに、クローシェアの放出報道がなされ、チームは彼のプロ フェッショナリズムを失うもよりチームに貢献できるダニエルズを獲得した。 またインディアナに残りたいといったページャを失うも、トレード除外枠という 非常に価値あるものを獲得した。 そのトレード除外枠は、まもなく発表されるであろうアル・ハリントンとのトレードに 使用されるだろう。 アル・ハリントンの再獲得ばかりが注目されている中、水面下で行われていた2つの 契約も成立した。 アンソニー・ジョンソンのトレード、さらにはFジョーンズのクォリファイングオファーを 取り下げての流出。 インディアナはアームストロングと2人の若手FWをトレードにより獲得した。 インディアナはパウエルとマーシャルをサラリー調整のためだけにつけたので、サラリー キャップ軽減のためにもカットするだろうともいわれている。 もちろんハリントン獲得のためのキャップ枠である。 PGとCに不安があるが、噂のマグロワは移籍が決まっている。 とにもかくにもシーズンが開幕するときに誰がいるかは誰もわからないだろう。