ジョシュ・パウエルはトレードの時に単にサラリーにマッチするため だけに移籍する選手だと思われていた。 しかし、トレーニングキャンプが始まる前、彼は多くの人間が 彼を認めている存在になった。 ☆リック・カーライル 「彼は明らかにNBAでロースターをはれる選手だし、ローテー ション入りする選手である」 ただインディアナのロースター枠争いは熾烈を極め、またパウエル の契約が日曜日には保証契約にかわるのである。 しかしカーライルは簡単な決定としてコメントする。 インディアナにはトレードか解雇で3人の選手を放出しなくては いけないが、パウエルはその中には入らないだろうという。 またラウル・マーシャルというパウエルと似たような扱いの選手が いる。 当初はサラリーのマッチだと思われていたが、8月に保証契約になり、 チームに残ろうとしている。 しかしパウエルはチームが必要としているポジションの選手であり、 よりチャンスが大きいように見える。 1シーズン、一緒にプレーしているアームストロングはパウエルを ウォレスと比較する。 パウエルの方がシュート力は高いが。 パウエルは昨年37試合に出場し、45本中、80パーセントの 確率で決めた。 ウォレスはマイアミのハスレムと比較し、一緒に練習をしている ジャーメインも彼を高く評価する。 ☆オニール 「彼はハスレムより優れているよ」 「同じタフさを持っているけど、攻撃力がパウエルの方がいい」 「さらにちょっと高いし、ブロックショットも多い」 パウエルとハスレムは親友である。 同じエージェントだったこともあり、過去に一緒に練習をしている。 ☆ハスレム 「パウエルはどこかのチームできっと貢献できる存在さ」 「本当に優れたアスリートだし、リバウンドにも積極的だ」 「素晴らしいディフェンダーだし、外からのシュート力もある」 さて、インディアナは彼をどのように使うのだろうか。 オニールとハリントンがスタートPFであろう。 でも、パウエルのような選手はタフさをもった貴重なバックアップ として期待できる。 ☆オニール 「俺は彼の激しいスタイルが好きなんだ」 「2人で練習している時も時々オレの肘が彼の顔に当たったりすることも あるんだけど、そんなの気にせず、激しくプレーを続けている」 ハスレムのようにパウエルは大学を出た後ドラフトされず、欧州でプレー経験を持つ。 ただハスレムとの違いは、ハスレムがフロリダ大に4年間いたが、パウエル はノースカロライナの2年次にアーリーエントリーしている。 でもパウエルに後悔はない。 ☆パウエル 「厳しい道を選んでしまったけど、そのおかげでより優れた選手になれたと思う」 「バスに何時間も揺られ、空腹との戦いだった下部リーグでの生活は本当に辛かったよ」 「トレーナーがいるなんてありえないし、NBAの世界なんて想像がつかなかった」