◎勝利のために(byスター紙参照) ミラーが引退を決める時、彼はペイサーズの顔として、そして フランチャイズの顔として彼を思い浮かべるだろう。 ミラーは、インディアナがイースタンカンファレンスの強豪に 加わるために最大の役割を果たしたといってもいいだろう。 インディアナは今や強豪といえる立場にはない。 この言葉を使うのを避けたがるが、チャンピオンシップを狙って いるというよりは、むしろ「再建」中といった方がよいだろう。 色々な面で、NFLダラスカウボーイズのエミット・スミスとミラー は似ているのかもしれない。 彼らはチームのいいときも悪いときもチームに希望を与えた。 ※エミット・スミス カウボーイズ最盛期のエースRB。 怪我などで衰えはあるものの、いまだにカウボーイズでプレー。 現在、カウボーイズは低迷しており、スミスを中心に再建中。 ☆ミラー 「人生ってものに似ているよね・・今の状況」 「とにかくやるしかないんだよ」 「ぶつぶつ文句をいったって始まらないしね」 「俺は今の若い連中がチャンピオンになれるってわかってるん だ」 「何年後になるかはわからないけど、きっと出来ると思う」 ミラーはあたかもそんなに長くは現役にいないかのような口振り である。 しかし、ミラーは居続けなければならないのだ。 そう思うのならなおさらである。 だからこそ再生に耐えたのであるから。 まだまだやれると信じる人間は多い。 ☆アイザイア 「色々な面で、彼は若いよ」 「周りの連中が若いせいもあるだろうけどね」 「とても35、36には見えないね」 「25、26にさえ見えるよ」 ミラーはいつもインディアナをひっぱってきた。 そして今年は言葉に出して、インディアナをひっぱっている。 ☆アイザイア 「キャンプで、ミラーとローズが夜間外出禁止令を決めた」 「彼はチームにより規律を求めた」 「今までは態度で示してきた人間だったが、言葉で示すようにな ってきてるよ」 ミラーはチャンピオンシップを取るとしたら、オニール、ハリントン、 ティンスリーといった若い選手が欠かせないと信じている。 ☆ミラー 「ずっとリングを目指してきたからね」 「いらついたりもしてきたけど、若手を育てていくしかない」 「とにかく若い連中を勝たせたい」 「自己中にぶっちゃげちゃうと、早く彼らが成長してくれて、俺を助 けて欲しい」 「そうすれば、絶対に優勝できるんだ」 ミラーの考えは決して自己中心的なものでない。 それが正しいのだ。 チームはフランチャイズの顔のために頑張らなくてはいけない。