多くの人間が彼のトレードの噂で心配していたかもしれ ない。 2人のPGを獲得したことで、ベストのトレードの噂は夏中 絶えなかった。 ☆ベスト 「そんな噂も何度か耳にしていたけど、インディアナの僕の 必要性を考えたら、そんなことを心配する気にもならなかっ たよ」 「しかも大体の話が、インディアナが俺で他の選手を狙って いるってものでなく、他のチームが俺を狙っているっていう 話だったしね」 「ウォルシュに聞いたら、『トラヴィスを出すつもりはない』と も言ってたし。」 「まぁ、他のチームの人が俺を評価してくれているとわかっ ただけでも嬉しいかな」 今季たった3、3ミリオンとチープなベストは今年でFAである。 それだけに周りの見る目がまったく違うものになってくるだろう。 ベストは、ローズが怪我でいない今も、そして戻ってくるであ ろう開幕戦にもスターターとして出てくることはないだろう。 そして、その仕事にベストは不満を抱いていない。 ☆ベスト 「試合の重要な時にプレーできればスタートかどうかは関係な いよ」 「スターターであるか否かよりも重要な時間にプレーできるか だね」 ベストは去年ターンノーバーアシストレーティングでトータルで 6位、イースタンカンファレンスで3位と素晴らしい成績を収めた。 ☆ベスト 「今回の成績には非常に満足しているよ」 「俺が一番嫌なのは、悪いパスなどでターンノーバーを出してし まうことだからね」 「一番いいのは、ダンクにつながるようなパスを出すことだね」 昨日のトロントとの試合、ベストは大きな貢献をした。 14点差の劣勢だったが、ベストが出てくると徐々に盛り返し、チ ームは逆転した。 またベストはPG以外の仕事もこなせる。 昨日は、ティンスリーと一緒にプレーし、SGの仕事もこなした。 ☆アイザイア 「ティンスリーとベストが一緒にプレーすることだって出来る」 「ベストはアシストを出すだけでなく、点も取れる選手だしね」 「点を取ることで、さらにベストのゲームメイクの幅が広がるん だよ」 またベストはティンスリーの成長に助言を出したりもする。 ティンスリーの成長はベストのプレータイムに影響を及ぼす可 能性があるが、ベストはそれを気にしない。 ☆ベスト 「インディアナは俺がどんな選手であるかちゃんと知っていてく れる」 「だから、そんなことは気にしないよ」 「うちが勝つには、ティンスリーの力が必要だしね」 「俺は、俺がインディアナに来たときにワークマンやジャクソンが してくれたようにティンスリーに助言をだしていくつもりだよ」 ☆ティンスリー 「トラヴィスは色々なことを教えてくれる」 「守備の仕方とか、どこらへんにポジションを取るかとか、俺に必要 なことを色々教えてくれるんだよ」 あと何年ベストがインディアナにいるかはわからない。 シーズン後にインディアナから離れる可能性も大いにあるだろう。 ☆ベスト 「シーズン中はその話はしないよ」 「シーズンが終わったら、その話をするだろうね」 「どこにいくかはわからない」 「夏に多くのチームが興味を示してくれたしね」 「だから色々考えてみることにするよ」