サンドフとブレゼッチのリザーブセンター争いはささやかな争い であるが、熾烈だ。 同じヨーロッパ出身の選手であるが、ややいささかタイプが 違う。 それはおいといて、サンドフもブレゼッチも共に1ミリオンも満 たない契約であるが、1年もすれば、相手のセンターと十分や れる力になる魅力がある。 しかし、インディアナにはのんきに見ている暇はない。 彼らが役に立たないと、オニールやフォスターにとっては大きな 負担となる。 ☆アイザイア 「彼らがどうやって、NBA選手達と対戦していくのかを見るのに 興味があるね」 「もちろん、彼ら同士の対決にも興味があるが、相手に対して、 どのように戦っていくのかを見るのにも興味があるよ」 インディアナは、彼らがリック・スミッツのような選手になってくれ ることを祈っている。 そして、かつ様々な技術をつけつつ、今シーズンにでもある程度 の貢献も望んでいる。 サンドフは7?2、239ポンドの大型センターだ。 優れたオフェンス技術を持ち、特にミドルレンジからのシュート力 には定評があるが、リバウンドと守備にはまだ課題が残る ☆アイザイア 「ブルノは自信を持っている」 「NBAでプレーするチャンスを欲している」 「彼はチームメートのこともよく理解しているし、チームの仲間も 彼のシュート力には期待しているんだ」 ☆ローリンズ 「うちとしては、もっとブルノにゴール下で肉体的なプレーを望ん でいる」 「腕も長いし、身長もある」 「彼は身体能力もあるから、いいディフェンダーになれるはずな んだ」 「これからも守備やリバウンドを強化させていくつもりだ」 ブレゼッチは7?0、250ポンド、サンドフよりもリバウンドなどの ダーティーワークを得意とする。 ☆ローリンズ 「彼は本当にアグレッシブだ」 「攻撃面でブルノほど期待は出来ないが、一生懸命なプレーが 目立つ。」 「もっと彼の体を生かさせたプレーをさせてやりたい」 ☆ブレゼッチ 「PFでもCでもどっちでも出来る」 「とにかくプレータイムがたくさん欲しい」 「コーチとかはもっと成長しなくちゃいけないというけど、とにかく 今は一生懸命やることがもっとも重要だと思う」 ============== 2人は、トレーニングキャンプ前にアブドゥール・ジャバーの指導を 受けている。 ☆サンドフ 「ジャバーは、2人に必要なローポストでのプレーを教えてくれた」 「彼曰く、重要なことは点を取ることでなく、どのようにいいポジション を取り、どのように体を使い、どのように足さばきをし、どのようにディ フェンスをうち破り、そして相手のディフェンスをどのように惹きつけて 仲間の選手をフリーにするかが重要だと教えてくれた」 ☆アイザイア 「ローポストでのプレーは、どこの国出身とか関係なく、NBA全体と して非常にレベルが落ちているね」 彼らの争いは加熱する一方であるが、アイザイアはまだ実力不足だ と感じている。 しかし、使い方次第ではなんとかなるとも思っている。 ☆アイザイア 「素晴らしい攻撃力を持っているし、彼らの大きさだけで、十分な 守備にもなるだろう」 「しかし、まだNBAのトップクラスの選手を守るだけの力はない」 「ただ、他の4人のベテラン選手がカバーしさえすれば、まごつく ことなく機能するかもしれないね」 その言葉が示す通り、サンドフとブレゼッチは、プレシーズンマッチ において、守備面ではあまり貢献できなかった。 それに伴い、フットワークの改善と機敏さをつける練習をインディア ナは彼らに課すことになるだろう。 彼らの目標は、ヨーロッパ版ティム・ダンカンだ。 ☆サンドフ 「ダンカンの動き、能力、すべてにおいてとても洗練されている」 ☆ブレゼッチ 「攻撃、守備、リバウンド、全てにおいて素晴らしい」 「あんなようにプレーしたいんだ」 彼らがそういった選手になるかどうかは彼ら次第である。 ☆ブレゼッチ 「NBAレベルの選手ならば、本当にコンディショニング作りに注意 しなくてはいけない」 「もっと強くならなくちゃいけないし、もっとローポストでの動きを強 化しなくちゃいけない」 「ルーキーだから、ローズやミラーといったベテラン達が色々なアド バイスを与えてくれ、助けてもくれているよ」 ☆サンドフ 「この3年間、NBAでの生活を学んだと思う」 「ゲームスピード、ポジショニング、そしてなにをすべきか・・」 「いま、それらのことを学び終えたと感じているし、準備万端だ」 「あとはシーズンが始まるのを待つだけさ」