◎6人目のAC Mark Aguirre(マーク・アグワイア)がインディアナの ACに就任。 ご存じの通り、去年のシーズン後半からインディアナの非公認アシス タントコーチとして、オニールやハリントンなどの若手にポストプレー などの指導を与え、大きな成長に貢献した御方である。 ベテランが多かったラリー・バード体制下では、現デトロイトHCリッ ク・カーライルを含めた2人のACしかいなかったが、アイザイア体制 下では25歳以下の選手が多数いることも考慮してのAC6人体制に なった。 もちろん、アイザイアはまだまだアブドゥール・ジャバーや、ビル・ウォル トンといった過去の名選手を臨時コーチとして呼ぶことがあろうが、一応 アイザイアもこの6人体制で十分と考えている。 ☆アイザイア 「チームの今後にとって、十分なメンバーが揃ったと思う」 そもそもアグワイアは、レジー・ミラーとアイザイア・トーマスが今後の ハリントンのプレースタイルについて話し合った結果、アガーレの名前 が挙がり、去年のシーズン終盤にチームに招待された。 アグワイアはそのシーズン終盤だけでなく、シーズンオフにもオニール とハリントンの指導を行い、オニールのさらなる進化、そしてハリントン のブレイクに貢献したともいえるだろう。 ☆オニール 「俺は彼のいうことを信じているよ」 「俺のポストプレーの中で良いといえるものはすべてアグワイアのおか げさ」 「俺が何試合か点が取れないときとかも、彼が『ポジション取りが少し 怠惰になってるぞ』ってアドバイスをくれたりもする」 「彼のいうことはいつも大きなきっかけになるんだよ」 アグワイアは最近ジェフ・フォスターに注目しだしている。 彼は、フォスターにハリントンとオニールの「かつてのポジション取り」 と「今のポジション取り」のビデオを見せ、よりよいゴール下でのポジ ション取りについて指導を行っている。 ☆フォスター 「アグワイアは、今までに俺が考えもしなかったような考えを提供して くれている」 「いつ、どのようにステップするかなど、あらゆる面での指導をして くれているんだ」 アグワイア自身、自分が常勤のACになることは考えていなかったよ うだ。 ☆アグワイア 「私は選手をよりよくできると信じている」 「しかし、かつてはそれが上手くいかず、非常にフラストレーションが 溜まっていたので、常勤のACをやりたいとは思っていなかった」 「選手の育て方がわかってきた今、どんな選手が生まれてくるかと いった楽しみを多くの人に見せさせることができると思うよ」