◎前へ前へ ジャーメイン・オニールは、インディアナ1年目の今期、無難に プレーしている。 エゴイスティックにするプレーはほとんど見られない。 本人曰く、周りのみんなをstep on any toes(機嫌を損ねる)し ないように、プレーしている。 ただ、本人も、チームにとっても自分にとってもそれではいけな いと感じはじめている。 自分がもっとアグレッシブに点を取りにいくことで、チームに 効果をもたらすと感じている。 ☆ジャーメイン 「出るゲームにはすべて自分が支配したい」 「いつも積極的に点を取りにいこうと思っている」 オニールが積極的に点を取りにいくことで、相手のディフェンスを ひきつけることで、味方の選手により多くのチャンスを作りだせる であろう。 それに本人が目指す玉離れの良さが加われば、シューターの多 いインディアナにより多くのチャンスが広がる結果となる。 去年、スミッツがローポストにいたことで、アウトサイドが空いたこ とと同じことである。 ☆ミラー 「今のバスケットはインサイドアウトの時代だよ」 ☆クローシェア 「シューターチームの理想だよ」 「オニールがいい玉離れをし、いいスクリーンを作り上げてくれれば、 相手は彼にダブルチームを組むだろう」 「そうすれば、うちのオフェンスはもっとよくなるはずさ」 今シーズン初め、オニールはオフェンス面で積極性を欠き、チ ームオフェンスを狂わせた。 いい成績を収めた後、すぐに積極性を欠くのである。 たとえば、11月18日のニュージャージ戦。 キャリアハイの20点を収めたのだが、次の3試合で彼は総計 たったの22本しかシュートを打たなかった。 そして、12月16日のミネソタ戦。 同じく、キャリアハイの30点の後、次の3試合で24本しか彼は シュートを打たなかった。 それが、最近では、ロード6連戦で、ポートランド戦以外常に 二桁のシュートを放つようになっていた。 そのポートランド戦もダブルチームも組まれるなどの理由が あった。 ローズとクローシェアが外しまくってチームは勝利をつかむ ことが出来なかったが、オニールは積極的な姿勢をみせて いた。 オニールの積極性とともに、本人も平均18点とよくなって きているし、チーム全体としても決定力が上昇している。 ☆オニール 「前までは、みんなが個々の力で試合に勝とうとしていた」 「今は、各々のやるべきことを理解しはじめているんだ」 「皆で助け合い、皆を頼れるようになっているよ」