◎股ぐらにケリを! レジー・ミラーはオーランド戦を見ながら、こう思っていただろう。 「なんで俺が2試合のサスペンドと罰金を払わなくちゃいけないのか?」と NBAオフィシャルのジム・ジャクソンはこういう。 「コービーとレジーの2500ドル(彼らにとってははした金)の差は、攻撃者 かどうかの違いだ」と アイザイア・トーマスが「殴り返した方がいいじゃないか?」というのは もっともである。 コービー本人も、「もっとサスペンドなりを食らうと思った」という。 かつてシャキール・オニールがブラッド・ミラーに対して殴りかかった時、 シャックは3試合のサスペンドを課された。 ブラッド・ミラーのフレイグラントに対する反撃だが、パンチは当たらなかった。 コービーは2試合で、シャックは3試合。 ナンセンスである。 また重さも違う。 レイカースは悠々プレーオフ進出候補。 インディアナはギリギリのラインだ。 エースクラスが抜けることの苦しみも全く異なる。 ことの始まりは、天使ではないミラーのトラッシュトークに始まる。 コービーが8日前にウォーカーをパンチしたことをいわれたことに腹を立てた らしいといわれていた。 しかし、コービーは「気にしてないし、馬鹿馬鹿しくてそれについて議論する つもりはない」という。 となると、ミラーはコービーに何をいったのか? 気になるところだが、それは重要なことではない。 とにかくコービーはキレ、冷静さを失った。 フィル・ジャクソンHCに「自己中心的だ」といわれたことも原因にあるといわれる。 ジム・ジャクソンはおそらく一般の人間には見られないビデオを持っているで あろう。 しかしジャクソンがそれを明確にコメントしないのであれば、答えは明確だ。 自衛することは、NBAにおいてはサスペンドの対象であるということだ。 それならば、すばやく相手の股ぐらにケリを打ち込むしかないのであろう。