◎レジーにまかせよう レジー・ミラーはいまだインディアナの攻撃を支えている人である。 ましてジェイレン・ローズがシカゴでプレーしている今、インディアナは 彼にさらに得点面での期待をかけている。 アイザイアは今回のトレードで攻撃面の苦しさを、守備で補うとコメント しているだけに。 いうまでもなく、まだインディアナはレジーのチームだ。 今まで以上に。 ☆フォスター 「驚くべき選手だよ」 「37歳の今でもリーグトップ50の中に入る選手だろうね」 明らかに年老いた。 しかし、その年分の幻惑が先日のゴールデンステイト戦からの勝利を 導いた。 最初のプレーで、彼はパスを出す気配も見せずにいきなりミドルショット を決めた。 そしてその2つ後のプレーで彼はアリーナスからファールをもらった。 1年目のルーキーPGであるアリーナスは、オフィシャルのガーリー・ジ リンスキーに向かってこういった。 「(ファールじゃないのをファールに見せるのが)レジー・ミラーなんだ」 「レジーはいろいろなトリックをもってるんだよ!」 ジリンスキーはただ微笑むだけだった。 最初の8点は全てレジーの得点だった。 ゴールデンステイトは彼の存在を恐れた。 彼は取るべきところで、取るべき方法で、点を取ったのだ。 ☆アイザイア 「レジーはどこで何をすればいいかを知っている」 「ウチの若い奴らもあと2〜3年もすれば、それを覚えてくるだろう」 「しかしいま、それが出来るのはたぶんレジーだけだろうね」 こういったプレーが出来るかどうかは、プレーオフにすすめるのか、それとも 4月でシーズンを終えてしまうのかに大きく関わってくるだろう。 確かに「守備」というものは、チャンピオンシップを取るのに重要なことである。 しかし、こういったプレーといった面で、インディアナはチャンピオンシップを取れる レベルのチームではないのだ。 エース候補のジャーメイン・オニールでさえも、明確なオフェンスパターンを確立し ていないことからも伺える。 確かに守備力が必要だが、インディアナに守備のスペシャリストは、アーテストしか いない。 もう1人の守備のスペシャリスト、アル・ハリントンはケガで今季絶望だ。 インディアナのプレーオフに残された希望はレジー・ミラーなのだ。 守備は、ブラッド・ミラーにまかせたっていいじゃないか。