○飛躍の年 ☆ベンダー 「なにがブレイクアウトといえるものなのかわからない」 「でも、それが起きてもおかしくない状況にはあると思う」 「とにかく試合に出て、プレーがしたい」 「今年はいいプレーができると感じているんだ」 練習でベンダーは光り輝いている。 ジャーメインのシュートをブロックショットしたりもする。 ダンクを何本もかましたりもする。 まぁ練習では前々からよかったが・・・ しかし彼はよりパワフルな選手に変身している。 守備力もよくなっている。 そしてベンダー自身も自信をつけつつある。 ☆レジー・ミラー 「チームのみんなは彼にプレーに関して(いいプレーを見せてくれるという) 自信をを持っていた」 「しかし問題は彼が自信を持っていたかどうかなんだ」 その自信の裏には、ACマーク・アガーレとの夏の間の練習がある。 ベンダーはウェイトルームで体の容積を増やすようなトレーニングよりも むしろ伝統的なプルアップや腕立てといったトレーニングで体の強さの ベースを作り上げた。 ☆アイザイア 「ベンダーはアガーレとのキャンプを望んでいた」 「私達も彼のインサイド、ポストプレーをよりよく変化させたかった」 「私は、ベンダーがPFをやることは大きなアドバンテージがあると思っている」 「インサイドがよくなれば、アウトサイドもできるので大きな武器になる」 「特に彼のすばやさは相手のPFが捉えるのに苦労するだろう」 「体の強化は彼の進化に必要なものだった」 「インサイドで戦える強さを見につけているといえる」 「ベンダーはチームでも最高クラスの強さを持っていると思う」 この3年間と、違ったものを見せようとしている。 1年目は見て、勉強することだった。 2年目はプレーすることの楽しみを知ること。 3年目はローテーションに入って、上手くプレーすること。 そして4年目の今年。 彼の目標はチームの重要な役割を果たすこととなる。 ☆アイザイア 「去年の彼は(平均7点)いい年だったと思う」 「他の21歳の選手に劣らないほど、素晴らしい才能を持った選手である」 「今年の彼はジャーメインやアルがブレイクする前と空気が似ている」 「アルやジャーメイン、そしてジェフフォスターもブレイク前年はコンスタントに プレータイムを得ていた」 「ベンダーは去年そうだった」 「だから今年」 「ベンダーはブレイクするんじゃないかと思っている」 ただ問題はある。 ベンダーがプレーする予定のSF、PF。 ご存知の通り、多くの選手が溢れている。 PFにはオニール、フォスターがいる。 SFにはハリントン、アーテストがいる。 ☆アイザイア 「ベンダーはどこでもやれる選手だから」 「私の1年目のベンダーは、インサイドでは役に立たないような体だったから アウトサイドでプレーさせていた」 「だからSG、そしてPGもやれる」 「そして今年は体をつけ、PFもやれるだろう」 「色々なポジションをやらせて、ミスマッチをつくのに必要な選手だ」 ベンダーの意識も変わってきている。 今までは闘志をあまり感じなかった。 しかし今まで感じられなかった闘志、パワーを感じられるようになってきた。 ☆ベンダー 「今、色々なプレーを見せる自信がある」 「ポストにも自信があるから、PFだってやれる自信がある」 「ゲームにだってくれれば、結果を出せる」 「それを証明したい」