○SF ◎23・ロン・アーテスト(Ron Artest)2009年 6−7・SF 99年ドラフト16位。 シカゴとの7選手トレードで獲得した。 彼の最大の武器は「トゥルーウォーリアー」の 異名を持つ激しいディフェンス。 激しいチェックからスティールも毎年NBAラン キングの上位に入り、今年は最優秀ディフェンス 賞を獲得した。 さらに得点力も秘めており、リバウンドも取れる。 3Pは苦手だったが、2004年はそこそこ入る ようになった。 問題は素行。 2004年から心をいれかえつつあると思われたが、 プレーオフにチャーター機に乗り遅れ、(本人は頭痛 が理由としているが)など、素行面に課題が残っていた が、それが11月18日に爆発した。 ガールフレンドに訴えられ、かつてシカゴ時代には、 インディアナのファンとケンカしたこともある。 シーズン前の練習でマイケル・ジョーダンのアバラ をへし折ったこともある。 試合中もめたパット・ライリーに「あのジジイは俺の ことが嫌いみたいだな」と公式会見でいっちゃうほど。 試合中にボールを観客席に放りなげたりもしたし、 マディソン・スクウェアガーデンでカメラを破壊した りもしている。 そしてデトロイトオーバーンヒルズでの大乱闘が・・・。 イライラしてくると、強引にドライブをかけたり、 適当にシュートを打ったりとシュートセレクショ ンに問題があるのは今も変わらない傾向にあるが、 それでもいまやインディアナのセカンドスコアラー であり、チームに欠かせない存在にまで成長した。 今年は去年の巻き返しと精神面での成長に期待したい。 スタートSFとしての活躍が期待される。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ◎ダニー・グランジャー(Danny Granger)2009年 05年のドラフト17位。6フィート8インチのF 05年ドラフトでトップ5から10で消えるだろうといわれた 選手だが、怪我がちという評価が彼の順位を落とし、幸運にも インディアナが彼を獲得できた。 各ドラフトサイトもインディアナのドラフトにA評価をつけ、 「ビッグスティール」といわれた。 3P能力にはあまり期待できないが、インサイドでフィジカル にプレーが出来る選手で、アウトサイドからも得点が取れる という。 リバウンド、ブロックショット能力も十分で、即戦力という 評価が高い。 膝の怪我の具合などが気にかかるのと、ややターンノーバーが 多いという評価もあるが、リザーブSF・PFとして、アーテ ストの負担を軽減するだろう。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ◎44・オースチン・クローシェア(Austin Croshere)2007年 97年のドラフト12位。6フィート10インチのF。 チームでも屈指の練習好き。 試合前のウェイトトレーニングは欠かさない。 いかつい顔同様のパワフルなプレーでリバウンド力と、 インサイドへの切れ込み、そして3Pのアウトサイド からのシュートも打てるのが魅力だが、ミドルレンジ からのシュート力はややもの足りない。 SFとしての守備力も疑問視される。 不遇のアイザイア時代と異なり、プレータイムをある 程度もらえるようになり、大乱闘の影響下でそこそこの 貢献をするも、それ以降はリザーブとしての出場が多かった。 チーム2位の契約金額から見ればあまりに物足りないと いうのは多くの人の意見だ。 いまやインディアナファンから最もトレードないし、 解雇して欲しい選手としての評価がつきまとう。 リザーブPF・Cとしてプレー・・・するのか? 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ◎33・ジェイムス・ジョーンズ(James Jones) 03年のドラフト49位指名。6−8のSF コーチとしてはともかくスカウトとしては素晴らしい 眼力を持つといわれるアイザイアがどうしても欲しかっ たという選手。 高校時代からそこそこの活躍をしていたが、大学も マイアミ大学とあまりバスケが強い大学にいかず、 卒業してインディアナ入り。 元々外からのシュート力には定評があり、さらに長い腕、 恵まれた体型を評価していたが、そこそこ守備もできること で、「掘り出し物」ともいわれている。 リバウンドができる選手でもあり、身体能力も高いという ことで獲得。 アイザイアは彼を獲得するためにトレードアップも考えたという程。 なかなかチャンスが回ってこなかったが、大乱闘事件でとうとう チャンスが回り、攻守に活躍できることを示した。 FAになったが、インディアナにそのまま残留して欲しいが・・・ リザーブSFとしての貢献が期待される。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ○選手紹介(PF) ◎7・ジャーメイン・オニール(Jermain O'Neal)2010年 96年のドラフト17位6フィート11インチのPF、C 2年連続オールスター出場、04年MVP投票3位。 ウォルシュやバードから「彼はアンタッチャブル」 といわしめ、完全にチームの顔になった。 特徴はリバウンド力、そしてブロック力、そして抜群の 身体能力が売り。 攻撃面でも、チームのリーディングスコアラーとして 君臨している。 2005年は大乱闘事件、肩の怪我と苦しみ、年俸並の活躍 ができず、彼に批判が集中した。 06年シーズンは肩の怪我を治して、かつての姿を取り戻して 欲しい。 スタートPF、もしくはセンターとしての貢献が期待される。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ○選手紹介(C) ◎10・ジェフ・フォスター(Jeff Foster)2009年 99年21位(インディアナ27位選手と未来の1巡目指名権とトレード)で獲得 6フィート11インチ。 元HCアイザイアも「フォスターはロドマンになれる」と評した選手。 スターティングC、リザーブCとして活躍。 重要なリバウンドと守備で貢献した。 最大の武器はリバウンドと守備。 1分あたりのリバウンド数はNBAトップ5に入り、オフェンシブ リバウンドはトップ3に入るほどだ。 しかし、彼のプレータイムを削るのはオフェンス。 高校時代はアウトシューターだったらしいので、外からも打てない ことはないが、精度が低い。 スターターながら、プレータイムが少ない原因がここにある。 だが、リバウンドが課題といわれるインディアナにおいて彼の存在感は 絶対であり、ある意味アンタッチャブルな選手でもある。 怪我を減らしてより多くの貢献をして欲しい。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ◎62・スコット・ポラード(Scott Pollard)2006年 1997年のドラフト19位、6−11のセンター サンアントニオ、サクラメントとの3角トレードで、ダニー・ フェリーとともに移籍。(フェリーはカット) 怪我が多く、貢献値が極めて低い。 体の大きさを生かし、相手センターが大きな選手で あるときはポラードの存在がいきてくるはずなんだが。 しばしばポラードにはウェストのチームからトレードの打診が あったが、いまや来年切れる契約が一番の魅力ともいえそう。 ただ怪我がなければ、堅実な守備能力とそこそこの得点力が 生きてくるはず。 リザーブCを期待されている。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ◎13・デヴィット・ハリソン(David Harrison) 2004年度ドラフト29位、7−0のセンター。 NBAでやれる大きさ、そして攻撃能力の高いセンターとして 評価されていたが、練習態度などに問題があるとして、ドラフト 1巡中旬で消える素材といわれつつも、1巡最終ピックまで評価 を落とした。 1年目からスタートセンターをやるなどそこそこの貢献を果たすも 怪我に苦しんだ。 守備とリバウンド能力の高さは十分示したし、ある程度の得点力が あることも示すことができた。 来年度以降、メインのリザーブCとしての活躍が期待できるだろう。 リザーブCとしてプレーしそうだが、状況によってはスターター としての活躍も期待したい。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ◎54・ジョン・エドワーズ(John Edward)2005年 2004年度ドラフト外選手、7−0のセンター。 2005年のプレシーズンキャンプに参加。 身体の大きさ、そして身体能力の高さを評価され、 激しいロースター争いに勝利。 元々バスケ経験が少なく、大学4年次に地域の代表 チームに入るなど、遅咲きの選手といわれる。 メル・ダニエルズが「もう1年大学でプレーしていれば、 1巡目で消える存在」とまでいわしめた。 1年間ILでプレーするはずだったが、大乱闘事件により 急遽プレータイムをもらうも、全く貢献できなかった。 それでも素材型として、ILで過ごすことが多いだろうが、 1年後、2年後に期待したいところ