○2002年度および以前の海外ドラフト選手 ○エマニュエル・ジノビリ 6−6・SG 57位指名でサンアントニオスパーズにより指名。 ジェイ・ウィリアムスは明らかにルーキーオブザイヤー候補として 見られているだろう。 しかしジノビリはウィリス・リード以来の2巡目ルーキーオブザ イヤーになりえる選手である。 ジノビリは欧州で最高の選手であるとも評されていた。 素晴らしいスラッシャーでシュート能力も高い。 ハーフコートオフェンスでも自分自身の力で得点を演出できる。 ボールへのディフェンスもよく、守備能力は彼がプレーしたときに すぐに理解できたであろう。 ○マルコ・ヤリッチ 6−6・PG 30位でクリッパーズ入り。 ジノビリ以外ではヤリッチはもっとも際立ったバックコートの選手 ともいわれた。 他のプレーメーカーを圧倒できる身体の大きさ、そしてハーフ コートで攻撃を演出できる。 そしてシュート力も高く、切れ込みもできる。 スター候補ではないが、活躍できる選手であろう。 ○ラウール・ロペズ 6−0・PG 明らかにラウル・ロペズの加入はユタのPGにプラスになるだろう。 ジョンストックトンのリザーブにジョン・クロティーと ラスティー・ラルーだったことを思えば・・・。 ただこの若いタレントが揃うチームでロペズがどれだけの インパクトを残せるのかはまだなんともいいがたい。 トニー・パーカーに似ており、同様のクイックネスとボール ハンドリング能力を有する。 2人の違いは高いバスケットボールレベルでロペズがその 力を発揮していないことである。 ユーロで、ロペズは活躍できず、NBAでルーキーシーズンに 活躍できるかははなはだ疑問である。 ターンノーバーと守備面での問題が残る。 能力の高さはNBAレベルにはあるが。 デヤン・ボディロガ 6−8・SF サクラメントに1995年51位指名。 ギリシアで巨額の富を得て、優勝も経験した今、もうなにも 挑戦することがない。 なんでもできる選手であるが、かなりスローな選手である。 彼がチームにあわせるというよりも、チームが彼に合わせる 必要があるだろう。 身体能力も高くなく、守備もおろそかだ。 しかしとにかく万能で、NBAでもやれる選手であろう。 メハメット・オカー 6−10・PF 2001年デトロイト38位選手。 中距離、長距離からのシュート力があり、ローポストでの 動きも精力的である。 しかし、ヴィクトール・アレキサンダーほど優れた選手で ないために、昨年はあまりプレーできなかった。 エフティミオス・レンティアス 6−11・PF 1996年デンバー23位(現在フィラデルフィアに権利) オカーより大きく能力がある選手だ。 4年前ほどいい選手ではないが、もし76ERSが、彼が 欧州から出たいと思ったときに権利を持っていたら、契約 していたかもしれない。 ただ当時のラリー・ブラウンHCがヒューズやクーコッチと いった守備に意識が高くない選手を好まなかったことを 考えれば、彼はもっと好まれていなかっただろう。 NBAでやれる能力と大きさがあったが、メンタル面が 弱かった。 ゴラン・ギリセック 6−6・SG 1999年ダラス40位指名(現在メンフィスに権利) 洗練された攻撃力。 きっとメンフィスのベンチを埋める存在になっただろう。 イゴール・レコセヴィッチ ミネソタ2000年51位指名 レコセビッチはNBAに入るためにサマーリーグなどでプレー するだろう。 能力には大きな疑問があるが、ミネソタが彼に賭けても驚き はしない。 フランシスコ・エルソン 6−11・C 1999年デンバー41位指名。 オランダ出身でスミッツを思い出させる。 ただタイプは全く違う。 契約寸前までいったこともあったが・・・ 今はネネがいるので特に必要としていないだろう。 アライン・ディグベウ 6−5・SG 1997年アトランタ50位指名。 欧州でも屈指のアスリートであった。 守備面でロールプレーヤーとして活躍できる選手であった。 ミラン・グロヴィッチ 6−9・SF NBAからドラフトされなかったが、クリーブランドと契約 したとも伝えられている。 彼はストヤコビッチやターコルーのような活躍はできないだ ろうが、ベンチからのアウトサイドシューターとして貢献で きそうだ。