○ナッシュはMVP? フェニックスは全体の2位、ロードでは1位の記録で ある。 得点力で1位、3PとFGアベレージでNBA2位の 好成績を収めている。 チームはとても若いチームだが、この成績である。 スタッダマイヤーの加入、クェンティン・リチャードソン そしてナッシュの加入でプラスはあると思ったが、ここま での進化を誰が予想していただろうか・・・。 なぜか? スタッダマイヤーとマリオンのデュオはいまやリーグ1 のフロントコートかもしれない。 リチャードソンとジョンソンのバックコート陣は、小さな ガード陣にとって、外から、そしてポストでの悪夢的存在 である。 しかしこのチームの最大の理由は・・・ リーグナンバー1PGのリーダーシップである。 スティーブ・ナッシュである。 ボールをガンガン運び、チームの攻撃を作成する。 彼が常に攻撃の中心にいるため、シュートアベレージが 高く、ターンノーバーがリーグ1少ない理由である。 ナッシュはMVPとしての資格を与えられるべきだろうか いうまでもない。 しかし、MVPというものの性格上、数字が要求される がゆえに、彼にはやや厳しいかもしれない。 ☆候補者達 私の雑感であるが、シャック、ダンカン、レブロン、 ナッシュの4人が候補として相応しいだろう。 ナッシュの立場があやういというのは、過去にピュア PGが選ばれたのは一度だけだという事実による。 1956年のボブ・コージーだけである。 過去に選ばれたのは、支配的な選手である。 もし6−6の選手であるならば、少なからず優勝などの 成績が要求される。 ナッシュに関するもう一つの問題はシャックである。 シャックもマイアミをイーストトップチームに変えたと いう点で同じである。 そしてあの支配力はいうまでもない。 ジェイムスはNBAのスタープレーヤーとしての位置を 確立した。 ただクリーブランドが最近急激に不調に陥っているために 彼のMVPは殆ど可能性を失いつつあるといっていいだ ろう。 ただナッシュの票を食う可能性のある選手であるのは 確かだ。 皮肉なことに、チームメートのスタッダマイヤーや マリオンも彼から数票を奪うことになりそうだ。 ナッシュとシャックの間で接戦にはなるだろう。 ただどうして2人にMVPを与えないのか・・・。 誰が2人のチームへの貢献度を区別することができると いうのであろうか・・・。 とにかくどういった結果が出るのか見ていくしかない だろう。