○ジェファーソンは期待を高める


ちょうど一年前のこの頃、アル・ジェファーソンは
マクドナルド高校オールアメリカンオールスター
ゲームでプレーしていた。

６−１０・２６５ポンドの体で、彼は誰よりも
強靭で誰よりも素早い選手であった。


アーカンサス大学への道とＮＢＡへ直接行く道の
２つがあったが、彼の決定には多くの疑問を唱える
人がいた。

その考えには、もう少し大学で一つ一つのプレーを
洗練する必要があるということだった。


ジェファーソン自体、今シーズンは慎重な決定を
下している。

他のハワードやジョシュ・スミス、ＪＲスミスが
センセーショナルな活躍をする中、彼は１年目に
まず自分自身の土台を作ることに重きを置いた。


彼とその他の高校生選手の違いは、新人がプレー
タイムを得にくいディヴィジョントップのチーム
にいたかそうでないかである。


ハワードこそプレーオフの可能性を残したチームで
プレーしていたが、他は既に早々にポストシーズン
争いと無関係の中でプレーしていた。



ジェファーソンはその中で平均１５分６．５点
４Ｒの成績をあげる活躍を見せた。

アントワン・ウォーカーを獲得する前には、より
活躍していたが、彼の獲得により、プレータイムは
減少した。

しかし、彼はウォーカーのような選手の獲得を
前向きに捉えている。


☆ジェファーソン
「彼はチームにとって素晴らしい選手であるし、
俺にはまだ長いＮＢＡキャリアがあるだろうし、
きっと俺があんな風にプレーできる時が来ると
思う」

「自分の結果には満足しているけど、１シーズン
は結構長く感じられた」
「シーズン全てをＩＬで過ごすだろうと思っていた
人たちを驚かすことができてよかった」


ドック・リバースも驚かされた人間の1人である。


☆リバースＨＣ
「彼は我々の期待をすぐに高めていってくれた」
「まさかここまでとは思わなかったけどね」


ジェファーソンは鮮烈な選手ではない。

身体能力で圧倒するような選手でもないが、素早さ
と力強さを生かして、インサイドで頑張る選手で
ある。


☆リバース
「彼を見ると、彼は素晴らしいアスリートでない
素早い動きを生かして、相手選手を上手く封じる
選手なんだ」


セルティックスの社長であるエインジはＮＢＡ
ドラフト１５位で指名した際に批判を受けた。

しかし、それは賢いギャンブルだった。

実際、彼は他の１巡目ピックでも現スターターＳＧ
トニー・アレン、そして守備力のあるＰＧデロンテ
・ウェストを獲得し、成功を得ている。


さらにジェファーソンが成長すれば・・・。


ジェファーソンは大学での経験がない分まだ荒い
が、日々成長している。

☆ジェファーソン
「練習は本当に激しいし、みんな一生懸命だ」
「俺はみんなから多くのことを学んでいる」


またシーズン８２試合の試合での経験は彼にとって
大きな財産である。


☆リバース
「彼は自分に大きな自信をつけている」
「攻撃面もかなりよくなっているし、守備面も
十分やっていける」
「もちろん、さらなる成長が必要だが」


ジェファーソンはＮＢＡに直接入ったことに後悔
はない。

☆ジェファーソン
「大学に行くのは全てＮＢＡに行くため」
「もちろん大学に行っても価値はあったけどね」


ジェファーソンが一生懸命練習をすれば、さらにに
活躍できる可能性がある。


☆リバース
「彼は本当に攻撃的で、私の考えていた以上に
鋭い動きのできる選手だ」
「そしてなにより彼の年の子が持っていない落ち着
きがある」


☆ジェファーソン
「ＮＢＡに入ったことで大きな進化を遂げている」
「でも、まだまだよくなると思っている」
「他の人たち同様に自分のプレーをステップアップ
させていけば、もっともっとよくなるはずなんだ」


彼がそのことを成し遂げた時、彼はチームの未来
を築きあげるだろう。