○6マンは1位指名を受けるかもしれない マーヴィン・ウィリアムスは未来のエースとして評価されて いるが、2位指名を受けそうである。 高校オールスターであり、高校時代にセンセーショナルな 活躍をしていた彼は大学1年で6thマンとして活躍し、 チームをチャンピオンシップに導き、早々にNBAドラフトに エントリーする。 ウィリアムスはボガットに続き、2位指名でアトランタ入り が濃厚である。 ノースカロライナ大学のチームメートであり、先輩である ショーン・メイはこう考える。 ☆メイ 「すぐに貢献して欲しいのであれば、アンドリュー・ボガット の指名をすべきだろう」 「彼はすぐにいいプレーが出来るだろうからね」 「マーヴィンを指名するのであれば、少し時間がかかるかも しれない」 「ただ最終的にはマーヴィンの方が・・・」 ウィリアムスはあらゆる技能を持った規格外の選手としての 評価を受けている。 彼は今回のドラフトで他の誰よりもチームをチャンピオンシップ に導きうる選手としての評価を受けている。 ボガットの出身大学である元ユタ大学のHC、リック・ マジェルスすらもそれを認めている。 ☆マジェルス 「彼は長期的に見て、もっとも優れた選手であろう」 「もし私が4年後、5年後にNBAファイナルに行きたいので あれば、彼を指名するよ」 ウィリアムスは昨年ベンチから平均11点6Rの数字を残した が、これには説明が必要であろう。 一つに彼はチャンピオンチームに所属していたことがあげられ る。 今年1巡目指名を受ける予定の3人のスターターがチームには いる。 そして先輩のジャワド・ウィリアムスがマーヴィンの前に スターターとして存在しており、リザーブ扱いになった。 また彼はあくまで名目上のリザーブだった。 スターターばりのプレータイムをもらい、試合の終盤は大抵 彼がプレーしていた。 イリノイ大学との決勝も残り1分25秒に彼のチップインで 均衡を破り、優勝した。 ウィリアムスはもし高校時にアーリーエントリーしていても ロッタリーピックで指名されたであろう。 高校オールスター選手として、29点15R5BS5Aという 成績だった。 しかし彼は1年間自宅から離れ、もう少しプレーの質を高めて からNBA入りを果たすことにした。 去年、ノースカロライナ大学の試合を見た人ならば、彼の可能 性、そして毎日見ていれば、彼の可能性の確実性を感じること が出来たはずである。 ☆メイ 「彼は恐ろしいほどの選手だ」 「断言できるよ。マーヴィンはいい選手だとね」 ウィリアムスはチームケミストリーの関係で、リザーブ扱い になった。 マーヴィンの性格は才能と同じぐらい評価も高い。 彼は謙虚で勤勉であるが故に、選手としてプレーする前に、 NBAの巨大な契約による選手としての崩壊は考えられない だろう。 ☆マーヴィン・ウィリアムス 「大丈夫」 「まだ俺はなにもプレーしていないんだから」 ☆C・B・マクグレイス(ノースカロライナ大AC) 「私は彼ほどチーム首脳陣を悩ませない選手を見たことが ないよ」 「ただ彼がプロに行ってしまうってのが悩みになるけどね」